関西テレビ放送株式会社

 

  1. 第3章 報道・取材
  • 第3章 報道・取材

報道の自由と知る権利

知る権利は、民主主義の基本です。人々は、さまざまな事実を知ることによって必要な判断をします。そのためには表現の自由が欠かせないものです。日本国憲法第21条第1項では、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と規定されています。報道の自由も、この21条によって保障されていて、市民の知る権利に応える重要な役割とされています。
報道機関は、このように極めて重要な使命を背負っており、私たち一人ひとりは、この重い使命を認識しなければなりません。
特にテレビというメディアは、不特定多数に同時に同じ内容を伝えるという特性があり、その影響力の大きさはほかのメディアにはない強大なものです。私たちはこのことを念頭において報道しなければなりません。


報道の意義

何がニュースでしょうか。最新の情報や出来事を伝えるのがニュース報道ですが、何をニュースとして取材し放送するかは私たちが判断しなくてはなりません。
今日、誰でもインターネットを通じて情報を発信でき、入手できるようになりました。そこには事実もあれば真偽がわからない情報も飛び交っています。
私たちに求められているのは、社会が必要としている正確で公正な情報です。人々が行動したり判断したりするのに必要な情報なのです。
テレビが、伝えるべき情報を報道していないという指摘を耳にすることがあります。私たちが報道機関としての役割を十分に果たすためには、真に社会に必要とされる情報を見極めることが大切です。記者個人の興味だけではなく、社会が必要とする事実や情報を責任をもって伝えることこそが報道機関としての役割であり、報道人としての使命なのです。とりわけ公共性のある、司法・立法・行政の動きは正確に伝えなければなりません。
テレビのニュースは、正確さのほかに速報性も要求されています。しかし、起きた出来事を伝えることにとどまらず、その出来事を生んだ背景や出来事にまつわるさまざまな事柄をも伝えることで、ニュースの価値は大きく高まります。その場その場だけではなく継続的な取材と放送が求められているのです。