竹上萌奈「モエバナ」

やしきたかじん誕生物語 なめとんか

2018.11.14

最近、残念だな、と思うことがありました。

それは、やしきたかじんさんを、ご存命のうちに拝見できなかったことです。

たかじんさんが亡くなられたのが、2014年はじめ。
私が関西に来たのが2015年。それまで関西とは何のゆかりもなく、北関東の群馬県でのんびり生活していました。

そのため、私は大変失礼ながら、お名前さえも知りませんでした。
関西に来てから少しずつ昔のVTRなどでお見掛けするようになりましたが、その印象は、
「THE コテコテの関西人」「テレビの司会者」「なんか、こわそう…」
といったものでした。(ごめんなさい)

そんな無知な私がたかじんさんを「学んだ」のは、

11月20日(火)午後7時から放送される
~カンテレ開局60周年特別ドラマ やしきたかじん誕生物語 なめとんか~
の出演のお話をいただいたことがきっかけでした。

台詞まである役は初めてで嬉しかったのですが、間もなく、やしきたかじんさんのことを何も知らない私がドラマに出ていいのか…という不安が襲い、勉強し始めました。

(関西の方からすると想像もつかないかもしれませんが、『やしきたかじん』・『たかじんさん』の関西弁のイントネーションが上手く発音できないレベルでした…)

その日帰宅し、動画共有サイトで名前を入れてみました。まず出てきたのは、たかじんさんの「歌」でした。

そうだ、歌手としても人気だったと聞いたことがある…と思いつつ、イヤホンをはめました。

再生ボタンを押し、数秒後、私は思わず

えー!?

と声が出ました。
透き通るように美しく、そして、情緒的な歌声が両耳に染み渡り、その素晴らしさへの驚きと、これが「あの」たかじんさんの声なのか…!という驚き。二つの驚きがありました。

「なめとんか」を聴き終わると止まらなくなり「東京」や「やっぱ好きやねん」なども一気に聴きました。そのまま頂いた台本も読みました。

次の日起きると、私は無事、やしきたかじんさんの新米ファンになっていました。


宣伝番組の取材のためドラマの現場に伺い、そして、後日撮影にも参加させていただきました。出演者・制作者皆さんたかじんさんへの愛や尊敬の心でいっぱいでした。

だからこそ、本当に残念に思います。

こんなに関西人に愛された方を、一度でいいから生で見てみたかったです。そして、できればお話してみたかったです。

それはもちろんかなわぬ夢ですが、そんな夢が少し実現された…と言ったら疑われるでしょうか…?

駿河太郎さん演じるやしきたかじんさんと同じ舞台に立ったとき、そう感じました。
ストイックに役作りに取り組まれる駿河さんの演技、そして歌声は、たかじんさんとゆかりのある人たちが「そっくりだ」と口をそろえて言うほどです。

皆さんにも、ぜひ、それを確かめてみてほしいです。
そして、懐かしんでいただけるのではないかな、と思います。

ほかの出演者さんも、関西人に愛される関西人の方ばかりです。
20日の夜は、このドラマでじんわりと、心を温めていただけたら嬉しいです。

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