貴船波海斗役を務めさせていただきました、木村達成です。（以前、ご一緒した）加藤綾佳監督との久しぶりの撮影は、ほどよい緊張感もあり、少し懐かしくもありました。本田翼さんはやはり美しくて、最初は緊張しましたが、とても気さくに接して下さり、助けていただきました。志田未来さんの繊細な表現は、心地よい自然な流れを作って下さいました。波海斗の行動は、一途に南を思うがゆえですが、ちょっとびっくりさせてしまうものかもしれません。皆さま、どうぞ楽しみにご覧ください！

僕が演じた山田和男、実は原作では役名は無く、イケオジとして登場します。という事を衣装合わせの時に聞かされました。正直、役とはいえ「イケオジを演じます、和田です」と自ら名乗るのは照れくさかったので、山田和男で本当に良かったです（笑）作品の中で“イケオジ”の愛称で呼ばれていますが、誰よりもパンを愛し、理想とするパン屋をやりたいという少年のような真っすぐな心、夢を持ったオジサンだと思います。1度だけ、4人がルームシェアをしている設定の部屋で撮影する機会がありました。現場の空気感は演者が作ると僕は思っていて、これまで4人で演じ作り上げてきたものが、そういった空気感を醸し出していたのだと思います。てんやわんやと騒がしいコメディタッチであったり、しっぽりと心にしみる感動であったりと。1話30分の中に詰め込まれている人間模様をどうぞ、お楽しみください。もちろん、その他の登場人物も、愛おしいキャラクターばかりです。（イケオジも含めて）

明星（あかり）という名前がぴったりの、ニコニコ明るいキャラクターです。ミステリアスな北くんの過去を知っている、数少ないうちの1人で、良き理解者です。シェアハウスの御三方とはまた違う、愛を持った距離感、みたいなものを意識して演じました。岩瀬さんとは初めましてだったのですが、とても話しやすく、おかげで現場が楽しかったです。短い時間の中で周りの人の気持ちをパッとつかんでしまう感じが、北くんにピッタリな方だなぁと思いました。「1人の彼氏をシェアする」という設定だけを聞いた時は、私もかなりびっくりしたのですが、台本を読んでみると、奇抜な恋愛模様、というよりは、等身大の現代の若者たちの葛藤やジレンマみたいなものが丁寧に描かれており、感情としてすごく共感できる作品でした。後半、明星の登場と共に、北くんの過去が明かされていきます。またぐっと面白い展開が待っていますので、どうぞお見逃しなく！

真理愛は自分と似た職業ということもあり、最初台本を読んだ時にとても親近感が湧きました。悪気は無いけど不器用で、一生懸命生きている女の子だなという印象で、真理愛の行動は内に秘めた純粋さからくるものが多いので、そこを大切に演じさせていただきました。みなさん初めましてだったのですが、現場の雰囲気も和やかで、楽しく撮影させていただきました。このあと真理愛がどのように物語に関わってくるのか、楽しみにしていてください！

スピカは、かわいらしい女の子の役で、すこし大人っぽく言うせりふは初めてだったので、きんちょうしました。共演者のみなさんはいつもたのしく元気に撮影されていて、わたしもたのしくなりました。全員かわいくてかっこよくて、テレました。撮影のあいだにあそんでくれてうれしかったです。見てほしいところは、あつい中の公園撮影があり、がんばったなとみてほしいです。かわいらしいスピカが、みている方にとどくとうれしいです。