【#72】2019年6月19日放送
#72 ~京の水ものがたり~

伏見十石舟(京都・伏見区)
悠久の昔より水運の拠点として栄えており、明治時代までは酒やその原料である米を運ぶ多くの十石舟や三十石舟が伏見と大阪間を行き来していました。当時の運搬船を再現した屋形船に乗って、酒蔵と柳並木に囲まれた風情ある水辺を巡ります。


染井の水(京都・上京区)
京都御所のすぐ隣にある、梨木(なしのき)神社の境内に湧いており、いまだ枯れずに沸き続けている唯一の井戸。
宮中御用の染所の水として用いられたという由緒ある水で、甘くまろやかな味で茶の湯にも適すとして知られています。今回神社にある茶室・虚中庵でお抹茶をいれていただきました。


二條若狭屋 寺町店(京都・中京区)


馬場染(ばんばせん)工業(京都・中京区)
黒染めには、千利休が茶の湯に用い、そばに柳の木を植え水に直接日が差すのを避けたと伝えられる「柳の水」を使用。美しい黒染めに欠かせない水となっています。
また五代目柊屋新七こと馬場麻紀さんは、アニメグッズなどにも黒染めを用いて販売していて、今回は家紋を入れたグッズの手作り体験をさせていただきました。

