アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?

アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?FNSアナウンス用語統一部会に参加しているアナウンス部の用語番長(日本語番長ではなく、あくまで、KTVのアナウンス用語番長です)豊田康雄アナウンサーが、用語ハンドブックに基づいて、ニュースで使うことば、表現について、言わせてもらっても、ようござんすか?

省略形

テレビや新聞では限られた画面や紙面の中で情報を効率よく伝えるため、省略形が多用されます。例えば閣僚は正式には大臣ですが、FNN=フジニュースネットワークのニュースでは同じ意味を表す相を使って表記します。文部科学大臣は文部科学を文科と短縮して大臣を相に置き換え文科相とするので、文字数が半減します。内閣のトップである内閣総理大臣が最も短く省略されて首相になり、文字数は三分の一に。しかし、アナウンサーが音声にするときはそのまま読みません。モンカショーでは文部科学省と勘違いされる恐れがありますから、音声ではモンブカガクダイジン(あるいはモンカダイジン)と読みます。内閣総理大臣という元の文字をひとつも留めていない首相という表記も、最低限ニュースの冒頭ではソーリダイジンと復元して読み、以降はソーリと省略しても良い事になっています。このため画面は首相なのに音声ではソーリとなることもあるのです。ところで、ケンカツは何の略かわかりますか?答えはドラマのタイトル『健康で文化的な最低限度の生活』です。14文字のうち最初の「健」と最後の「活」、まさに最低限度の2文字を残して健活=ケンカツ…これは首相も舌を巻く見事な省略!ケンカツならツイッターなどのSNS=ソーシャルネットワーキングサービスを利用するときには大変便利です。ぜひ検索してください。とはいえ、アナウンサーとしてはケンカツと書いてあってもケンコーデブンカテキナサイテーゲンドノセーカツと読みますが…ようござんすか?