アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?

アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?FNSアナウンス用語統一部会に参加しているアナウンス部の用語番長(日本語番長ではなく、あくまで、KTVのアナウンス用語番長です)豊田康雄アナウンサーが、用語ハンドブックに基づいて、ニュースで使うことば、表現について、言わせてもらっても、ようござんすか?

鳥肌が立つ

商業施設に刃物を持った男が押し入り、客を襲うことを想定した防犯訓練のニュースで、訓練に参加した女性が「怖いです、鳥肌立ちました」と記者のインタビューに答えていました。これこそ「鳥肌が立つ」の本来の使い方です。
最近は「感動で鳥肌が立ちました!」といった良い意味での使い方が目立ちますが、本来は恐怖や寒さにより、毛をむしり取った鳥のように肌が粒立つことで、FNS用語ハンドブックも感動表現には使わないよう注意すべき表現にしています。
よく似たことばに怪談やホラー映画で使われる「身の毛がよだつ」があります。こちらは「感動して身の毛がよだつ!」と使うことはないはずです。便宜的に「鳥肌立って身の毛立つ」と覚えておけば、おのずと使う場面も決まるのでは。
貞子VS伽椰子ホーンテッド・キャンパスなど新しいホラー作品が話題のこの夏、冷房のきいた映画館で鳥肌を立てても…ようござんすか?