アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?

アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?FNSアナウンス用語統一部会に参加しているアナウンス部の用語番長(日本語番長ではなく、あくまで、KTVのアナウンス用語番長です)豊田康雄アナウンサーが、用語ハンドブックに基づいて、ニュースで使うことば、表現について、言わせてもらっても、ようござんすか?

ギプスと呼ばせて

火曜10時のドラマ『お義父さんと呼ばせて』で「君におとうさんと呼ばれる筋合いは50000%ない!」と花澤(渡部篤郎)に怒鳴られた大道寺(遠藤憲一)が「じゃ、あの、ダディ♡」と、とっさに英語で言い換えるユーモラスな場面がありました。日本人は外来語を巧みに日常会話に取り入れていますが、本来の音からちょっと外れてしまう場合があります。たとえば「バッグ」と呼ぶべき鞄のことを無意識に「バック」と口にしていませんか?ニュース原稿でも「バックを奪われる…」と書いてあることがあるので気をつけています。FNS用語ハンドブックには骨折したときなどに使う石膏で固める包帯の正しい呼び方が記載されています。要するに世間でいうところの「ギブス」のことです。本来はドイツ語でgipsと書き「ギプス」と読むべきなのですが、今や堂々と「ギブス処置室」と表示する病院も。それでもアナウンサーという立場上、たとえお医者様に背いても「ギプス」と読ませてもらいます…ようござんすか?