アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?

アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?FNSアナウンス用語統一部会に参加しているアナウンス部の用語番長(日本語番長ではなく、あくまで、KTVのアナウンス用語番長です)豊田康雄アナウンサーが、用語ハンドブックに基づいて、ニュースで使うことば、表現について、言わせてもらっても、ようござんすか?

生牡蠣

牡蠣のおいしい季節がやってきました。売り場に並ぶ牡蠣をよく見ると「生かき」と表記してあるものがほとんどです。「牡蠣」よりも「かき」の方が柔らかくて清らかな印象ですが、アナウンサーにとって悩ましいのがこれを声に出すときです。漢字で「生牡蠣」ならば迷わず「ナマガキ」と濁音ですが、「牡蠣」の部分を「かき」と平仮名にしている場合、文字通り清音で「ナマカキ」なのか…まさに“素敵な選TAXI”です。FNS用語ハンドブックは『「生カキ」と書いてあってもナマガキと読む』という選択をしています。
そういえば戦後に現代仮名遣いが採用されるまでは濁点のない表記が多かったようで、その名残を街角にも見つけました。天神祭でお馴染みの「天神橋」と「鉾流橋」にはそれぞれ「てんしんはし」「ほこなかしはし」と書いてあります。もちろん読むときは「テンジンバシ」「ホコナガシバシ」で…ようござんすか?