アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?

アナウンス用語番長・豊田アナウンサーの用語ざんすか?FNSアナウンス用語統一部会に参加しているアナウンス部の用語番長(日本語番長ではなく、あくまで、KTVのアナウンス用語番長です)豊田康雄アナウンサーが、用語ハンドブックに基づいて、ニュースで使うことば、表現について、言わせてもらっても、ようござんすか?

航空機の型式

報道ランナーの特集の中で、海上自衛隊の救難飛行艇・US-2の「2」を、「に」と読んだところ、視聴者の方から「に」ではなく「ツー」だとご指摘をいただきました。確かに航空機のメーカーや運用する現場では「ユーエス・ツー」と呼んでいるかもしれません。しかし、ニュースでは航空機の型式については、製造国やメーカー・用途などを問わず、放送上の統一感や分かりやすさを優先し、番号を日本語で読むことにしています(例 旅客機のボンバルディアDHC8は「ディーエイチシー・はち」、自衛隊の哨戒機P-3Cは「ピー・さん・シー」)。そもそもUS-2は、US-2型救難飛行艇のことですから、本来は「ユーエス・にがた」と読んでも問題はないはずです。それを略せば「ユーエス・に」なのです。(コピー用紙のA4判を「エー・よん」と呼ぶのに似ているかもしれません)。こうした観点からニュースでは語呂が悪くてもメーカーなどの呼び方と違っても、航空機の型式の番号は日本語読みをしています。どうかご理解ください。ちなみに航空機に限らずローマ字と番号を組み合わせた型式で表現されるものも同じで、ロケットのH2-Aも「エイチ・に・エー」と読みます。ただし、航空機やロケットと違い、携帯電話や車といった消費者向けに販売されている製品の機種・車種などに含まれる番号については商品名として扱い、メーカーの指示通りに読みますが…ようござんすか?