わかぎゑふ連載エッセイ「大阪のおばちゃん目線」

プロフィール

ハチプレ!版 第45回

「新しい波」

先月のことになるが、今年もアナウンサーの朗読会があった。そして例年のように構成と演出をさせて頂いた。作品の一本は私の書いた物語もあった。
「LIFE!~新しい1ページ~」というタイトルどおり、お客様に新しい何かを持って帰ってもらえたのだろうか?作ってる方の反省はいつまでも尽きない。

今年は入社一年目の谷元星奈アナウンサーが初参加。身長151センチという小柄で親しみの湧くキュートな笑顔が印象的な23歳だ。奈良県出身らしく、お父さんが「奈良の星になるように」と星奈という名前にしたそうである。
「奈良だけでええんかいな?」とからかうと「はい!」と明るく応える。若いというより、まだ子供?というほど素直な女の子だった。いや、女の子は失礼だろうか、局のアナウンサーなのだから…女性であった。 谷元アナはその容姿と反対に性格は男の子っぽいところが多く、頑張り屋で、あわてん坊で、ダイナミックな一面もあった。「おじいちゃんがおばけになったわけ」という童話の主役の少年役を読んでもらったのが、おかげでとてもよくハマった。

ダイナミックなエピソードをひとつご披露すると…当日の本番は11時半と14時半の2回だったのだが、その間にもちろん昼ご飯の休憩時間がある。当然アナウンサー諸氏も何か食べてくつろいでいた。例年のように高橋アナが手作りのおむすびを作ってきてくれたり、楽屋は和気あいあいとしていた。
私が入って行くと、新実アナ服部アナが携帯で動画を撮っている。その対象を見ると、なんと谷元アナが受験生よろしく台本を開いたまま机につっぷして寝ているではないか!
休憩の合間に仮眠をとっているというのではなく、本当にすやすや寝ていた。
スタッフがいたずらで「もう本番やよ」と揺り起こすとガバッと起きて、よだれを拭きながら、舞台の方へ走って行った。もうみんな大笑いである。

女性…とはまだ言い切れないが大物感が半端ない。実に肝の太い面白い人材が入って来たものである。劇団カンテレのニュースターとお呼びしたい。