カンテレドラマ「後妻業」毎週火曜よる9時

インタビュー

美学がある悪役はおもしろい。
最後までタフに生き抜いてみせます。改心?しませんよ(笑)!

後妻業の黒幕、柏木亨を演じる高橋克典さん。全身高級づくめでダンディなうえに、小夜子(木村佳乃)と目配せするおもしろ表情アリ、意味深な過去を匂わせる影アリで、つかみどころのない魅力に虜にされます。いよいよ最終回で悪の顔を引き剥がされるのか!?

柏木亨はどんな人物でしょう。

タフな男ですね。なにがあっても生き抜いてやると思っている、そこが基礎です。成金趣味で派手好みでもオシャレでかつ高級で上品なものを身に着けている。時計は500万円のジャガールクルトに300万のロレックスなど全て200万以上のものですよ、スーツは全てイタリアもので“タリアトーレ”、パンツは“PTO1”。初め、台本がベタベタの関西弁だし、ちょっとおっちょこちょいな面もある愛すべきキャラにしたいと思ったんですが、プロデューサーから「ジョージ・クルーニーみたいな感じで」と。笑っちゃうようなキャラではなく、本当にカッコいいキャラにしてくれというから、真逆のイメージの間で塩梅を探るのに苦労しました。

演じる上で意識している点は?

なにが難しいかって、彼は大阪の人で、大阪弁です。言葉は文化だから、人の心と直結しているじゃないですか。良くも悪くも大阪が持っている気質と大阪弁は直結しているから、そこを理解しながらダンディーな2枚目と組み合わせてしゃべることがもっとも難しく、もっとも意識する点です。よくいうのが、「バカ」と「あほ」の違いで、大阪弁は「あほ」の文化でしょう?そこ……、なんですよね。わざと笑いを起こしていますよね?ってくらい台本はコテコテなのに、「柏木は上品な芝居をしてくれ」とくる。そんな大阪人に会ったことがないぞ(笑)! 大阪の高級ホテルのサウナで出会ったおじさんがカッコよかったけど、そういう人はペラペラしゃべらないイメージ。でも、柏木はしゃべる。ボソボソやると本多(伊原剛志)と同じになるし、彼はハードボイルドで、ある種の影を引き受けている役ですからね。それで、こっちはトゲみたいなものもちょいちょい出しながら、かつ、ダンディに攻めていく。なかなかの難しさでしたね。
でも、こういう悪役はおもしろいんです。特に柏木は、軽妙で、チャーミング。いい人の役は回答がわかっているといいますか、範囲が狭まるけれど、悪役はいろいろ広がるので好きですね。美学もあるし、魅力的ですよ。撮影現場には往年のトレンディドラマの空気感もあって、わかりやすく演じるのねって時、柏木はひたすらカッコよく演じています!

高橋さんは騙すほうですか、騙されるほうですか。

どうかな、、、、騙されるほうかも。騙しもしないし、サプライズもしないかな。つまらない人間です(笑)。

騙したい、騙されたい、ドラマのキャラクターはいますか?

朋美(木村多江)には騙されてもいいかな、小夜子には騙されたくない(笑)! そして、耕造さん(泉谷しげる)みたいに、騙されても、人生の最後にいい思いができればいいのかな(笑)。

気になるキャラクターはいますか?

小夜子のターゲットとなる面々ですね。泉谷さんもすごかったし、佐藤蛾次郎さん、麿赤兒さん……、あと20年もすれば僕もあれくらいですから、諸先輩に学ばせていただいています(笑)。

最終回に向けての見どころと、視聴者にメッセージをお願いします。

僕は最後まで一生懸命にカッコつけているので、そこも楽しんでもらえたらうれしいですし、小夜子と朋美の女同士のバトルが、仲がいいんだが、悪いんだか(笑)、とにかくおもしろい。ラストに向かって、これまで攻撃側にいた小夜子と柏木が追い詰められていきますが、でも、僕(柏木)は絶対に改心しません!ひょうひょうとすり抜けて生き抜いていくこのタフさ!刺激あり、挑戦あり、サスペンス、ヒューマン、ラブ、コメディあり、最後は原作とも映画とも違うオリジナルの展開ですから、最後までじっくり楽しんでほしいです。
ちなみに、僕は、お好み焼きと串カツと吉本が好きです(笑)。

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