カンテレドラマ「後妻業」毎週火曜よる9時

インタビュー

二人の女性にいいように揺さぶられる、ことなかれ主義の男
内心では、悪カッコいい先輩たちに着いていきたいのですが!?

長谷川朝晴さんが演じるのは、見るからに真面目で優しそうな佐藤司郎。ところが、この司郎、色気満載に虎視眈々と近づいてくる女性には案外デレッデレ! 朋美(木村多江)と絵美里(田中道子)との三角関係はどこに着地するのか、着地なんてしないのか? 長谷川さんが男の偽らざる内面を語ってくれました。

佐藤司郎はどんな人物でしょう?

司郎のこと、僕はすごくわかるんですよ。なぜかというと、ちょうど、“人に優しくする人は、本当は優しい人ではないのでは”と考えることがあったから。たとえば、物事を決定する時、キミの好きにしていいよ、キミの言う通りだよと言う。そうやって相手の領域を侵さないよう距離をとる。果たしてそれって本当の優しさなのか? いや、単にその場を取り繕うだけの責任逃れ。ズルいじゃないか、それじゃいけないと、プライベートでもそう考えていたのですが、まさしくそういうことするヤツの役が来た!……という(笑)。決して悪人ではないけれど、男の小ずるさがありますね。相手に嫌われたくない、ことなかれ主義 (苦笑)。

演じる上で意識している点は何ですか?

かつての僕自身が考えていたように、たとえ嘘であっても、いま目の前にいる相手を嫌な気持ちにさせないことを常に意識します。それが、今回のお芝居の根っこです。誉めるにしても、反対意見を言うにも、嘘だとバレないためには“程度”が重要だから、誉めすぎない、反対意見は強すぎないのが大事なんです。

朋美役の木村多江さんや、絵美里役の田中道子さんとの共演はいかがですか?

多江さんは、狙っておられるのかわからないけど、セリフを発する時も言葉一つだけの意味じゃない表情をされます。だから、こちらに入ってくる情報量がすごくて、刺激になって一気に心拍数が跳ね上がるんです。言葉とは裏腹の表情、冷たい笑みなんかを見ると、「マズい、バレてる!?」となってしまって。一方、田中さん演じる絵美里は、あのルックスとファッションですよ。あれ自体すでに男を狙う意味があるから、司郎として察しながらのお芝居はドキドキ。だって、司郎は裏読みするタイプですからね、絵美里はわかりやすいだけに、「いやいや、ないでしょ、え、ホントっすか?」ってオロオロしてますね(笑)。

長谷川さんは騙すほうですか、騙されるほうですか?

騙すほうです(キッパリ!)。気持ちよく騙されたいのもありますが、プライベートでは騙すほうが多いし、プチドッキリは楽しいですよね。以前、同世代の役者が集まる現場で、一人を驚かせようとほかのみんなで突然ケンカを始めたんですよ。で、「嘘でした!」と言ったら、彼、純粋だから本気の涙目になって、みんな大笑い。ショックだったんでしょう、しばらくして今度は僕をハメようと彼が仕掛けてきました。でも、やりなれていないから下手くそなんです! 僕を殴ろうと振り上げた拳がプルプル震えるし、「ド、ドッキリでした……」という種明かしの声も裏返ってるしで、バレまくり! 僕、気づくんですよ、人の微妙な空気には(笑)。

騙したい、騙されたい、ドラマのキャラクターはいますか?

本多さん(伊原剛志)です。あの声で、「……すまん、ぜんぶ嘘やってん(伊原さんのモノマネで!)」とか言われたらカッコ良いですよね! 「ええ~嘘だったんですかあ? でもでも全然いいっす! 好きっす! 着いていきます!」って気持ちになりますね(笑)。

気になるキャラクターはいますか?

ことなかれ主義の司郎とは正反対の、柏木さん(高橋克典)と本多さん。彼らにすれば、女性に対して、「お前の好きにしたらええ」は「お前に興味がない」ってことでしょう? 司郎には無いから完全に憧れですね。どういう人生を歩んできたらあんな男になるんだろう…彼らの過去も知りたいです。

3話以降の見どころと、視聴者にメッセージをお願いします。

台本からして関西弁コッテコテ。面白いドラマになる絶対的信頼があります。司郎としては、先々こういう人間がどうなっていくかをお楽しみに。世の(特に中年)男性が感じているのと同じことを司郎が感じている、と見てもらっても面白いですし、それぞれのキャラクターにハマってもらえたらと思います。

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