NMB48（実行委員長/小嶋花梨、ディレクター/塩月希依音・坂田心咲、選抜メンバー/青原和花、青原優花、安部若菜、泉綾乃、川上千尋、坂下真心、桜田彩叶、新澤菜央、芳賀礼、平山真衣、三鴨くるみ、芳野心咲、和田海佑）

10月13日の閉幕に向けて益々盛り上がっている大阪・関西万博。8月28日にEXPOホール「シャインハット」で開催されたSPイベント『ガチダンス』の舞台裏に迫る。
大阪・関西万博のスペシャルサポーターを任されたNMB48。彼女たちは「大阪から世界へ」をテーマに掲げ、チームのキャプテン・小嶋花梨を中心に、この万博をきっかけにして、世界へ、そして未来へ、羽ばたくことを誓った。
その想いを形に残るものにしたい。そこで、立ち上がったのが『ガチダンス・プロジェクト』。万博の会場に1日限定のNMB48のパビリオンができる。その重みを感じたメンバーは、キャプテンの小嶋花梨を中心に、会議を重ねて、一つずつ内容を決めていく。
ダンスを通して、世界に何を伝え、未来に何を遺すのか。大切にしたのは、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」というメッセージ。プロジェクト結成からイベント当日まで、NMB48のメンバーひとりひとりが万博のテーマと向き合い、ダンス作品を手掛け、イベントを形に仕上げていく日々を追いかける。

坂田心咲、坂下真心、青原和花

自分たちの想いを伝え、共にダンスを創り上げる。
訪れたのは、全国大会三連覇、文字通り、日本一の中学ダンス部・帝塚山学院中学校。熱気に包まれた体育館で、大会の選抜メンバーとそれ以外のメンバーが別々に練習をしている状況を見た3人が先生と部員たちに提案したのは、部員全員で一緒のステージに立つこと。そして、ダンスを踊る楽曲として選んだのは、NMB48の「全部抱きしめろ！」。「生きているだけでいい。」歌詞も万博のテーマにぴったりで、パワフルで元気になれる楽曲。帝塚山学院中学校ダンス部87人全員で万博のステージに立つ。

塩月希依音、桜田彩叶、三鴨くるみ

NMB48の31枚目シングル『チューストライク』で、センターを務める塩月希依音を中心に3人が訪れたのは、高校ダンス部の名門・樟蔭高等学校。学校を訪れて、いくつかの作品を観賞した中からメンバー3人が選んだ作品は、「母の胎内に宿ったけれども生まれてこなかった胎児」。万博のテーマ「命」ともぴったり。そして、提案したのは、会場となる「シャインハット」全体をプロジェクションマッピングの演出でダンスに込められたメッセージを映像と共に表現すること。「生まれてこなかった命」、その儚さと希望をどう表現するのか。ステージのダンス、そして、プロジェクションマッピングが会場全体を包み込む。

泉綾乃、芳野心咲

SNSで一般の方からアイディアを頂き、企画採用が決定した世界のダンス部門。このコーナーの担当は、海外での居住経験があり、英語に堪能な芳野心咲とNMB48の中でもダンスの技術が最も高い一人、泉綾乃。大阪関西万博の会場を訪れた2人は、世界のパビリオンを訪れて、出演交渉する。各パビリオンのダンスステージを見学したり、一緒に踊ったり、ダンサーたちと打ち解け合う。大人気のインドネシアパビリオンの「ヨヤクナシガールズ＆ボーイズ」もガチダンスにやってくるに。世界各国の文化、伝統を感じることができるダンスが披露される。

新澤菜央、芳賀礼

NMB48の1日限定パビリオンの中で、最後を飾るのは、自分たち、アイドルのダンス。企画メンバーは、NMB48のメンバーの中でもアイドルという存在をこよなく愛する新澤菜央と芳賀礼。2人は、アイドルの歴史から勉強。さらに、街中で幅広い世代の方々にインタビューし、アイドルという存在が人々にとってどんな存在なのか。位置づけや価値を肌で感じる。改めて、自分たち令和のアイドル、そして、未来のアイドルの在り方にイメージを膨らませたメンバーたちが、ガチダンスの最後のステージを「アイドルのダンス」で締めくくる。