公演内容
演出家ショーン・ホームズが豪華俳優陣と創る『桜の園』
ロシアの劇作家アントン・チェーホフが1903年に執筆、翌年に初演された『桜の園』。120年前の物語が、時代を超え、国境を越え、今なお現代に生きる私たちに問い掛けてくる「声」を掘り起こし、2023年に響かせます。
演出は、『セールスマンの死』を新たな解釈で魅せたショーン・ホームズ。出演は、原田美枝子、八嶋智人をはじめ、魅力あふれる実力派俳優が集結。
チェーホフの生涯最後の戯曲である近代劇の代表的傑作『桜の園』を、ショーン・ホームズは、その演出手腕でどのように立ち上げるのか。どうぞご期待ください。
ストーリー
全員みんな、どこかおかしい…。そこにいるのは亡霊か、それとも現在の私たち?
外はまだ凍えるように寒い5月。
領主のラネーフスカヤ(原田美枝子)が、娘のアーニャ(川島海荷)や同行していた娘の家庭教師シャルロッタ(川上友里)と共に、5年ぶりにパリから帰ってくる。帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ(松尾貴史)、養女ワーリャ(安藤玉恵)、老召使フィールス(村井國夫)、管理人のエピホードフ(前原滉)、メイドのドゥニャーシャ(天野はな)や近くの地主ピーシチク(市川しんぺー)たち。留守の間に領地を任せたガーエフには経営の才はなく、ワーリャが取り仕切るも、負債は膨らむばかり。借金返済のため、銀行は8月に領地である”桜の園”を競売にかけようとしている。
”桜の園”の農夫の息子だったロパーヒン(八嶋智人)は今や実業家。彼は桜の木を切り払い、別荘地として貸し出せば、競売は避けられると助言する。しかし、美しい”桜の園”を誇りにするラネーフスカヤとガーエフは破産の危機も真剣に受け止めようとしない。
以前よりエピホードフから求婚されていたドゥニャーシャは、ラネーフスカヤに仕えてパリで暮らしていた召使ヤーシャ(竪山隼太)に惹かれるようになり、アーニャは、大学生であるトロフィーモフ(成河)が抱く新しい思想に触れて、”桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。
競売まで一か月と迫る中、ロパーヒンはラネーフスカヤとガーエフに、領地を別荘地にして競売を避けるようにと説くが、二人は承知せず、あてにならない話にすがろうとする。
母ラネーフスカヤと共に戻ったアーニャは、同行していた家庭教師シャルロッタの無駄なおしゃべりや手品に退屈していたが、トロフィーモフが抱く新しい思想に触れて、”桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。
”桜の園”競売の当日にもかかわらず、相変わらず呑気なラネーフスカヤたち。そこへガーエフとロパーヒンがやってきて、競売の結果を報告するのだが…。
来たるべき新しい時代を見据えて変革をいとわない人々。対して、落ちぶれてもなお、過去にすがり現実を見ようとせず時代の波に取り残される領主貴族たち。それぞれが向かう先とは…。
キャスト&スタッフ
キャスト
原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵、川島海荷、前原滉、川上友里、竪山隼太、天野はな、市川しんぺー / 松尾貴史、村井國夫

スタッフ
作:アントン・チェーホフ
英語版:サイモン・スティーヴンス
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
公演スケジュール
日程
2023年9月16日(土)~9月17日(日)
9/16 (土) |
9/17 (日) |
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17:00
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13:00
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※開場は開演の45分前
会場
森ノ宮ピロティホール
料金
¥11,000
※全席指定・税込。
※未就学児入場不可。
※営利目的の転売禁止。
※出演者変更に伴う払戻し不可。
※車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前にお問い合わせ先にご連絡ください。
※2枚以上でご購入されたお客様は、状況によっては連席でご案内できない場合がございます。予めご了承ください。
※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しはいたしません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願いいたします。
※ご来場・ご観劇の際には、感染予防策へのご協力をお願いいたします。
※会場での感染予防対策の詳細は、随時公演公式サイトにてご案内致しますので、ご確認ください。
※今後の感染状況や政府諸機関の方針によって、上記にてご案内いたしました内容を変更させていただく場合がございます。
チケット発売日
2023年8月13日(日)10:00~
プレイガイド
森ノ宮ピロティホール
窓口販売のみ(11:00~17:00 / 火曜日休み ※発売初日のみ10:00~17:00)
- 主催
- 関西テレビ放送 / サンライズプロモーション大阪
- 企画・製作
- 株式会社パルコ
お問い合わせ
キョードーインフォメーション
0570-200-888 (11:00~18:00 ※日祝は休業)