最終話が26日に放送されるのを前に、長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平から、クランクアップコメントが届いた。
長澤は4カ月間に及ぶ撮影のラストを、都内のスタジオで迎えた。ラストシーンは、恵那(長澤)が「大洋テレビ」の正面ゲートから駆け足で飛び出してくるという設定で、恵那は何者かに声をかけられて驚き、思わず床に倒れ込んでしまうという最終話のもの。恵那というプレッシャーのかかる役柄を演じ切った長澤は「本当に、郷敦さんがいてくれたから、最後まで演じることができました」と語り、拓朗役を演じた相方に対する感謝の言葉と共に感慨に浸った。幾度となく、えたいの知れない壁にぶつかり、何度も自分自身を見失ってきた恵那は、自らに対してどんな答えを出すのだろうか…?
一方、眞栄田のクランクアップは関東近郊の駅前にあるスナック。拓朗が“西澤証言のうそ”を暴くきっかけを店のホステスから得るという第5話のシーンだった。眞栄田は「本当に自分の力量以上のものを、皆さんに引き出していただいたなぁと、本当に、本当に、感謝しています。なんか今の僕は、『ミート矢澤』(ロケ弁当の差し入れ)でしか、それを表現できないんですけど…」とスタッフらの笑いを誘った。異動や解雇通告を受けながらも信念と共に突き進んできた拓朗は、一度見失った“自分の価値”を取り戻せるのだろうか…?
鈴木は2人より一足早くクランクアップを迎えた。ラストは、「大洋テレビ」を退社し、フリージャーナリストに転身した斎藤が、「ニュース8」のポスターでほほ笑む恵那を見つめ返し、また歩き出すという第8話のシーンだった。鈴木は「本当にこのドラマに関われて光栄だなと思っております。ドキドキしています。」と最終話への期待感を募らせた。大門副総理(山路和弘)と懇意の間柄にあるがゆえ、冤罪事件を追いかける恵那と“相克”の関係にならざるを得なかった彼は、恵那に対してどんな答えを出すのだろうか…?