9月7日(土)

今回の出演者

高野洸

生年月日:1997年7月22日
出身地:福岡県
星座:蟹座
血液型:B型
身長:177cm
特技:ダンス、ゲーム

2009年、NHKの教育番組が開催したオーディションでDream5を結成。
人気アニメのエンディングを歌唱し『NHK紅白歌合戦』などに出演した。
2016年のDream5活動終了後は、ミュージカルやドラマで幅広く活躍。
2019年1月にはソロCDデビューを果たし、音楽活動も活発に行っている。
2024年10月11日には、3rd写真集『sin』が発売され、
2024年12月からは『高野洸 5th Anniversary Live Tour 「mile」~2nd mile~』が開催される。
高野洸
高野洸

ストーリー

「おい!誰がやったんだ!誰なんだ!!」
—教室で強面の男性教師が怒鳴り声をあげている…。

「はぁ…夢か…」
悪夢を見て苦しそうにベッドで体を起こす私。
枕もとのサイドテーブルに目をやると、覚えのない手紙が…。

(ここに行けばその苦い記憶を忘れさせてくれるでしょう)

「なにこれ…?」

スマホを片手に、謎の手紙に書かれた住所を訪ねた私。
地図が示す場所には、中の薄暗い古着屋がある。
「ここで合ってるわよね?」
私は思わず心の中でつぶやく。

「すみません!」
私が訪ねても、店から応答はない。
「誰もいないのかな…?古着屋さんだよね…?」

すると、背後からゆっくり手が伸びてきて、私の肩に両手を置かれた!
「きゃっー!」
驚いた私が叫ぶと、そこには一人の男性が立っていた。

「あ…すみません驚かせちゃいました?」
白いシャツを着た爽やかな男性が声をかけてくる。
「なんですか!?」と私が答えると、
「ごめんなさい、普段お客さんが少なくて節電してたんですよ」と店内の照明をつけていく。
「よしOK、その服気になってたんですか?」と尋ねてくる。

「え、えーっと…」
私が答えに困り、困惑していると、
「いやぁお目が高い!これ1990 年代のTシャツなんですよ!ほら、コギャルとかポケベルとか流行った時代ですよ!
袖口が一本の糸だけで縫ってあるでしょ、これシングルステッチって言って90 年代前半まではその縫い方が主流だったんで…」
と矢継ぎ早にマシンガントークを繰り広げる…と思いきや、私のバッグからはみ出した手紙をみて男性の言葉が止まる。

「…君か?」
真剣な顔で私を見つめる彼。
「えっ?」
「その手紙を書いたのは君?」
更にたたみかけるように彼が問い詰めてくる。

「いえ、あなたじゃないんですか?」
私がそう答えると、彼はポケットの中から手紙を取り出した。
「いや…俺ももらったんだよ」
その手には私が持っている手紙と同じものが…。
しかし、書かれている言葉は違っていた。

(運命の人が貴殿のお店を訪ねるでしょう 貴殿の秘密を共有してください)

「差出人に心当たりは?」
彼が訪ねてくるが、私は「全く…」と答えるほかない。

「一体誰がこんなことを…ふーん…君が「運命の人」ねぇ…いやないな!」
彼は手紙を見つめたあと、私の顔と見比べながら言う。
「何よ失礼な!私だってお断りなんですけど!」
失礼な物言いに思わず言い返す私。
「まぁでも一応従ってみるか。じゃあ、この服に着替えてきて 」
突然90年代ファッションの服を渡される。

「ちょっと、どこに行くんですか?私暇じゃないんですけど!」
そう言う私は渡された服にしっかり着替え、彼が運転する車の助手席に乗っていた。
「まぁまぁ、落ち着いてって。今から俺の秘密を共有するから」
「秘密…?」
彼は運転しながら続ける。
「そう、まぁ俺のというか、この愛車、タカノリアン号の秘密なんだけどさ…」

「はい、到着~」
車を降りると、そこは見晴らしの良い公園の散歩道。
まもなく後ろから女子高生を思わしき2人組が歩いてくる。
「ちょ、聞いて!さっきポケベル触ってたら先公に盗み見されたんだけど!マジチョベリバ!」
「やば、私だったら切れちゃうかも!MK5だよ!」
どうも言葉遣いが少し古いように感じる。

「えっ…?これって…」

次回、彼はまさかのタイムトラベラー!?

先週のクイズと答え

新シリーズ!古着屋で出会った彼の愛車の名前は?
(3)タカノリアン号