八村 倫太郎

母親の再婚により、突然同級生の兄妹ができた私。
「もう！なんでアイツのこと思い出しているの！お風呂入って忘れよ！」
お風呂のドアを開ける私。すると、そこには上半身裸の八村くんが！
「キャー！ご、ごめんなさい！」急いでドアを閉める私。
服を着た倫太郎くんが浴室から出てきて、
「そんなに俺の裸が見たかったのか？」
「そんなわけないじゃないですか！」と私が答えると「ふーん…。本当はわざとだったりして？」と言いながら壁ドンをしてくる。

そこにお母さんが「なにか大きい音がしたけど、大丈夫」と登場する。
「あら2人とも…」というので思わず私は「ママ！これはいかがわしい関係とかじゃなくて…」と言い訳をしようとすると
「いかがわしい？喧嘩していたんじゃないの？もう、ほどほどにしなさいね。」と言い、お母さんは立ち去る。
倫太郎くんに「自ら墓穴を掘りかけるなんて、相変わらずどんくさいな。」と言われムカつく私。

翌日車内にて
こいつなんか好きになっちゃダメ！と自分に言い聞かせていると
「今日は一段と顔が曇ってるけど。何か悩みでもあんのか？」と聞かれる。
アンタのことで悩んでるんでしょうが！と思っていると「話したくなった時に話してよ。」と八村くん。
「倫太郎くんこそ、悩みとかないの？」と聞いてみると「無いことはないけど…まぁ、そのうち話すわ。」とのこと。

大学の教室にて「あいつにも悩みとかあるんだ…」と考えていると、
神妙な面持ちでたくさんの資料を持った倫太郎くんが教室に入ってくる。
彼の友達が「おい八村！また山里教授のところに行ってたのかよ。」と聞くと「まあな。」と答えている。私のところに女友達が来て「八村くん最近山里教授に結構呼び出されているみたいよ。」と教えてくれる。
なんの件で呼び出されていているんだろう…アイツのあんな顔初めて見た…。

家に帰り、机の上に謎の茶封筒を発見する。
開けてみると…留学計画書と書いてある。
「えっ！留学？しかもアメリカ！？」

彼のことで思い悩んでる私。気持ちを落ち着かせるために向かった先は？

（1）お風呂