劇中音楽担当、インスト界のオールスターズバンド・POLYPLUS直撃インタビュー!

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MELTEN、YUKI、TSUUJII、Gotti
2022年11月22日

劇中音楽担当、インスト界のオールスターズバンド・POLYPLUS直撃インタビュー!

POLYPLUS(ポリプラス)が手掛ける『コンビニ★ヒーローズ』のオリジナル・サウンドトラック全13曲の配信が11月15日に開始された。
POLYPLUSは、各々がそれぞれのバンドで活動するMELTEN(キーボード・from JABBERLOOP,fox capture plan)、YUKI(ベース・from JABBERLOOP)、TSUUJII(サックス・from Calmera)、Gotti(ギター・from Neighbors Complain)の4人が集結したインスト界のオールスターズバンド。今年4月に放送された『クロステイル~探偵教室~』(東海テレビ)の劇中音楽でも話題となった。今回担当した『コンビニ★ヒーローズ』の劇中音楽では、新たな一面をのぞかせるPOLYPLUS。これまでとは異なる彼らのサウンドにも注目です!

POLYPLUSインタビュー

Q:コンビニ★ヒーローズの劇中音楽を担当することについて感想をお聞かせください。

TSUUJII(サックス): ドラマ音楽を初めて担当させていただいたのが、今年4月の『クロステイル~探偵教室~』(東海テレビ)だったのですが、年内にもう一本担当させていただけることがすごくうれしかったです。制作スタッフの方が『クロステイル』の劇中音楽がすごく良かったということで、オファーをいただきました。『クロステイル』の音楽が評価されて、その流れで、『コンビニ★ヒーローズ』の音楽制作に関わることができて、すごく光栄な気持ちでしたね。『クロステイル』とは、結構作風が変わったんですけれども、これも僕たちにとってプラスの新しい側面だと思って、いろいろ楽しんで作業させていただいております。

Q:MELTEN(キーボード)さんとYUKI(ベース)さんが作曲を担当されましたが、楽曲に対するこだわりや、作曲に当たって意識したことはありますか?

YUKI: POLYPLUSのことは一旦切り離して考えて、それをPOLYPLUSの現場に再度持ち込むと、POLYPLUSのサウンドになるという感覚でやりました。ある意味POLYPLUSのサウンドにこだわらずに作ったところはあります。

YUKI
Q:『クロステイル』の楽曲に比べても、楽器の構成やサウンドは違うのでしょうか?

YUKI: 作品自体のテイストがものすごくコミカルで明るい作品で、そういう作品がPOLYPLUSにあまりないサウンドだったので、最初は正直違和感があったんです。これがPOLYPLUSの曲になるのかという不安もあり、手探りなところはありましたが、結果的にはPOLYPLUSのサウンドになっていました。

MELTEN: POLYPLUSの音楽性を制作サイドがどれくらい求めているのか?どれだけPOLYPLUSらしさを出せるかを僕はこだわって…あとはピアノ曲だったり、劇中音楽的に求められているPOLYPLUSが普段やらない部分とかを結構担った記憶がありますね。バンドサウンド以外を用いて曲を作ったりというのは率先してやらせていただいた結果、サポートドラムも呼んで、バンドサウンドを生かした劇中音楽が大半を占めることになったので、それがPOLYPLUSらしさと最終的に繋がったかなと思います。

Q:曲が出来上がるまでのフローを教えてください。最初はどのような形で『コンビニ★ヒーローズ』について触れたのでしょうか?

TSUUJII: 最初は台本ですね。その時点では、ビジュアルやキャスティングは全く分かりませんでした。『クロステイル』は、探偵の卵っていうところから…もう一段階乗っかってる。ただの探偵ドラマではなく、探偵の卵と大きいテーマがあって、『コンビニ★ヒーローズ』はヒーローものであるけど、コメディであり、舞台がコンビニということで、めちゃくちゃ引っ掛かりがある作品だなというのが最初の印象でした。ノータブーのPOLYPLUSに面白い作品が来たな、と思いました。

YUKI: 最初は、メンバーそれぞれが作った曲を出して……。で、お蔵入りになったんですけど。(笑)

TSUUJII: お蔵入りになった音源は、僕たちの作品としてリリースしようかっていう話が実は水面下で進んでいるくらいの埋蔵金なので、お宝を懐に入れているという感じです。

TSUUJII
Q:一度まっさらになった状態から、どのように完成に向かっていったのでしょうか?

YUKI: 一時はPOLYPLUSとドラマの折衷案というか、お互いの良いところが交わったテイストを考えたんですけれども、ドラマに完全に寄せ切ろうというスタンスから、必要なものを考えて、実際に曲を作って渡して、そこからいろいろキャッチボールしました。

TSUUJII: 鬼のキャッチボールというか千本ノックを乗り切ってくれたYUKIとMELTENっていう感じですね…。リーダーとして、やっぱり立て続けに映像作品とコラボができるというということを優先したかったので、二人に『コンビニ★ヒーローズ』をやりたいという思いを伝えたところ、二人とも「じゃあ、最後までやろう」といってくれたことで、実現することができました。そこは、YUKIとMELTENの力が本当に大きいです。

Q:POLYPLUSは、特定のジャンルで語れない、自由度が高い音楽が持ち味だと思うのですが、POLYPLUSのアイデンティティとドラマの世界観の狭間での葛藤や不安はありませんでしたか?

MELTEN: テンポとか曲の構成はリファレンスでいただいた曲も参考にして、ダンスビートの速いテンポに寄せたりしながらも、それでいて、POLYPLUSらしさも残すことを意識しました。トランペットを使ってほしいという要望がありましたが、アルトサックスの音を三本重ねることで、トランペットに近い役割をさせるような工夫もしました。トランペットも使っているんですけどね。

YUKI: トランペットを使ってくれということなら、使ってやろうと。(笑)自分たちの音楽からは脱線しまくってやろうと思いました。そこにPOLYPLUSのアイデンティティがあるかと言われたら、楽譜にはないです。(笑)

TSUUJII: 最終的に演奏するのは我々なので、というのもあったんじゃないですか?

YUKI: 戦隊ものっぽい、自分たちの音楽からはかけ離れているという思いはあったんですけど、回数を重ねるごとにすごくかっこいいよくなってきて…

TSUUJII: POLYPLUSらしいかはさておき、かっこよさが勝った!

YUKI: 「かっこよくなってしまった」という表現が正しいかは分からないですけど、正直…めっちゃかっこよかった。(笑)

TSUUJII: 僕はPOLYPLUSがオールスターチームだと思っていますし、信じていますし、今回はそれを証明できたと思っています。ただのギターの音、ただのベースの音、ただのピアノの音、ただのサックスの音ではないので、この4人で鳴らしたら、童謡を演奏しても、多分POLYPLUSの音になるだろうと思いました。 元々POLYPLUSには楽譜がないことも多くて、最初から役割を決めて、しかも、いろんな楽器も入れてっていうのはこれまでと違いますが、この4人が集まって、核となる音を出せば、POLYPLUSの音になるということが分かりました。今回、更地からの挑戦をさせてもらえなかったら、実証できなかったことなので、本当の意味でノータブーなグループになったと実感しています。

Q:絶対に聞いてほしい曲やお気に入りの曲はありますか?

MELTEN: 「open the auto door」はメインテーマである「convenie heroes」と並ぶスピード感あるダンスビート曲。register workは、主人公のアカリが考察するときに使えるように作った曲で、オリジナル作品では作らないような不思議な曲調となっています。

YUKI: どれが好きと言われたら、メインテーマの「convenie heroes」が、サウンドがかっこよくて、一番好きです。

Q:先日のツアーで「日本武道館に行きます」と公言されていましたが、皆さんの夢ややってみたいことはありますか?

TSUUJII: 武道館という目標を成すためには、やらないといけないことがたくさんあると思うんですけど、「仲間を増やすこと」がその一つで、『コンビニ★ヒーローズ』という作品に携わらせてもらえたのも、仲間が増えて、背負うものが増えたからだと思っています。武道館に立った時に「『コンビニ★ヒーローズ』を担当したバンドです」と言えるようになっていく。そして、このオールスターズが鳴らせば、それがPOLYPLUSのアイデンティティなんだということが分かったので、自分たちの可能性を自分たちで狭めないことを大事にしようと、今回の作品を通じて思いました。世界に羽ばたくバンドになりますので、引き続きよろしくお願いします!

YUKI: また、劇中音楽やりたいですね。(笑) 色々な主題歌やりたいです。よろしくお願いします。

Gotti(ギター): 楽器をやる人が増えたらいいなと思います。POLYPLUSが良い音楽を作って、それを聞いた若い人たちが学祭とかで弾いてくれたらいいなと思っています。

MELTEN: 今までは、セッションベースで、曲の作り方も結構シンプルな感じでしたが、『クロステイル』と『コンビニ★ヒーローズ』の劇中音楽を担当したことを踏まえると、いろいろな構成が展開していくみたいな曲もPOLYPLUSらしさが意外と出て、面白かったなと思っています。学んだことをオリジナル作品にも生かせたら、また新しいタイプの曲ができると実感しました。新しい音楽性が見えたなと思いますね。今後のオリジナル作品の制作につなげていきたいです。

Gotti
Q:『コンビニ★ヒーローズ』をご覧の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

TSUUJII: 『コンビニ★ヒーローズ』の劇中音楽は映像作品と我々POLYPLUSのコラボ作品で、映像から入った人も、我々の音楽から入った人も、みんな仲間なので、この作品を一緒に盛り上げてもらえたらうれしいです。

YUKI: みんなが誰かのヒーローです。(笑)

Gotti: 聞いていただいて、いいなと思いましたら、ぜひライブに来てください。YUKIさんが作ったメインテーマは、ギターのメロディが三重になっていて…ライブの時はどうしようと思っていますが…(笑)

MELTEN: 作品や役者さんが好きだということがきっかけだったり、たまたま見たというのがきっかけの方もいると思うんですけれども、POLYPLUSの音楽が少しでも気になりましたら、SNSやサブスクリプションで見たり、聴いたりできますので、応援していただける方が増えたらいいなと思います。ぜひぜひライブに足を運んでいただけたらうれしいです。

MELTEN