ストーリー

鮎川茜が教師をしている女子高である男の自殺を生中継した「呪いの動画」が噂となる。最初はニコニコ生放送で放送され、それを見ていた者が全て同じ時刻に死亡したのだ。放送後に削除されたはずの動画は今もなお突如ウェブ上に現れ、実際にそのサイトを検索して閲覧しようとしても、サイト自体が存在せず、<404 File Not Found>の表示が出るという。さかんに飛び交う「呪いの動画」の噂に熱中してサイトを夢中になって探していた茜の教え子が突然謎の死を遂げる。
捜査を開始した警察は一連の不審死を一様に自殺と断定するも、ベテラン刑事の小磯は死の影に「呪いの動画」があることを突き止める。そして捜査線上に最初に生放送を行った柏田誠司という人物が浮かび上がった。
茜の恋人でウェブデザイナーの安藤孝則は、同僚の榎木から「呪いの動画」についての詳細を聞かされる。動画から「お前じゃない…」という言葉が聞こえると不思議な死を遂げる呪いにかかるのだ。孝則は茜と同様に半信半疑だったが、すでに榎木は今までの都市伝説とは少し違う「呪いの動画」の虜となっていた。
その頃、典子の死を受け入れられないクラスメートの理沙は、本当の原因を突き止めようと、学校の自習室で「呪いの動画」探しに躍起になっていた。心配した茜が駆けつけた時、<404 File Not Found>と表示されていたウェブサイトが突如、長い黒髪で埋め尽くされ、勝手に奇妙な動画が再生され始める。そこには、椅子に腰かけてうずくまった男の姿が映し出されていた。そして、動画の最後に「お前だ!」という声が聞こえるやいなや、画面から黒髪の長い女が這い出し、この世のものとは思えないおぞましい姿を見せるのであった…。

キャスト・スタッフ

出演
石原さとみ
瀬戸康史
高橋努
染谷将太
高良光莉
山本裕典
田山涼成
原作
鈴木光司(「エス」角川書店刊)
監督
英勉
脚本
藤岡美暢、英勉
製作
角川書店
関西テレビ放送
東海テレビ放送
テレビ静岡
テレビ新広島
岡山放送
配給
角川映画
公開
2012年5月12日(土)
本編
上映時間1時間37分