ストーリー

妻になんて言おう。
最初によぎったのはそんな想いだった。
三村修治。職業、バラエティ番組の放送作家。
12本ものレギュラーを抱え、このところ忙し過ぎるとは思っていた。
感じた異変。検査を受けて下されたのは驚くべき診断だった。
すい臓がん。しかも末期。余命6か月。
1日でも長く延命し家族と静かに過ごす。それこそが正しい最期の過ごし方。
だが。どうも面白くない。
放送作家として修治は、今までずっと世の中の色々なことを好奇心で『楽しい』に変えて来た。そんな思いから修治は、あれこれ企画を練り始める。
家族に残せる『最期の企画』。
現在、妻・彩子は専業主婦。まだ小学生の息子、陽一郎を抱え苦労するだろう。
そして気丈そうに見えてもろいところがある。
何とかして笑顔にしてあげられないか?
見かけたのは結婚相談所の看板。振り返る花嫁。
そうだ。修治は思いつく。

自分がいなくなっても、妻が前向いて進めるように。
『妻の結婚相手を探そう!』

まさに命を懸けた一世一代のプロジェクト、そして迎える最高のエンディングとは?
ある夫婦の物語。今、始まる。

キャスト・スタッフ

出演
織田裕二
吉田羊
原田泰造
高島礼子
監督
三宅喜重 (「阪急電車」「県庁おもてなし課」ほか )
原作
樋口卓治 (「ボクの妻と結婚してください。」講談社文庫刊)
脚本
金子ありさ(「電車男」「陰日向に咲く」「ヘルタースケルター」ほか)
公開時期
2016年秋 全国東宝系公開
制作プロダクション
東宝映画
製作
「ボクの妻と結婚してください。」
製作委員会
配給
東宝