インタビュー

鮫島瞬役 小林薫さん

演じられる鮫島瞬はご自身から見てどんな人物ですか?

一輝のことをずっと面白がってみているけど、ちょっと見ていてえこひいき的な部分があるよね(笑)。鮫島が一輝の何に惹かれているのかなと想像して芝居していました。日本人は共通の感性で共通のものに向かっていくことに安心するところがあるんですが、その中で違和感を持っている一輝に可能性を感じている。さらには、自分の中にもそういう可能性を感じているから、一輝を面白がっているのかなと思っています。

小林さんから見た研究室の大学の面々の印象をお聞かせください。

僕も実際にこういう研究者の方々にお会いしたことがありますけど、やっぱり浮世離れしてますよ。そこが面白い。そういう意味では、僕らの研究室も特殊な場所だと思って見てました。一輝は実業の世界ではきっと難しいだろうし、沼袋なんて最たるもんでしょ(笑)。その中で、樫野木はある種、現実的な大学の世界を体現している人ですよね。大学の中で教授になるっていうことは大変なことで、なりたいけどなれない人はごまんといますから。研究室は一般とは違う価値観があって、みんなユニーク過ぎるよね(笑)。

高橋さんとの共演はいかがですか?

すごく楽しみでしたし、彼も忙しくしてるなって思ってたけど、良い意味で変わってませんね。自分が向き合っているものを大切にしているし、ストイックにセリフ覚えと体作りに費やしてると思います。

気になる登場人物はいますか?

キャラクターというか、田中泯さん。自分でも「役者じゃないから“芝居”は出来ません」とおっしゃってるらしいけど、そこがまた本当に“芝居”って何だろうって思わせられますよね。自分がその場所にいる、その場所についての感性の戦わせ方を考えて、踊りを発生させているそうで、そういう感覚は僕らにはあまりないですし、所作とか佇まいがビシッとしているし、表現ってことについて考えさせられるところが大きいですね。共演して面白かったです。

ドラマには様々な動物が紹介されますが、小林さんはご自身を動物に例えると何ですか?

犬は構ってやらないとダメだし、猫は放っとけますよね。そういう意味では猫かなって思いますね。外に出してってのもあんまりないし、室内で自分の世界が作り上げられたら大丈夫ですので。

視聴者に見どころとメッセージをお願いします!

徐々に溶解していく一輝と樫野木の関係をはじめ、いろんなことが収まっていきます。ある意味、「ある形」に集約されていくためにこれまでの9話分があったなって思わせられますし、そこがカギとなり、面白いところだと思います。

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