ばっちりキメて
2024.08.29
インバウンドに沸く
古都・京都の街角で発見。
お地蔵さんもばっちりメイクで
海外からの観光客をお出迎え!?
同じように化粧をしたお地蔵さんに
滋賀の大津でも遭遇したことがある。
きっと地域に伝わる風習なのだろう。
それにしても
これだけの数だと
かなり大変な作業のはず。
よく見ると
奥の方に浮かび上がる
お地蔵さんの白い顔が・・・
一体、何体、いるのだろうか?
一方こちらは
お寺の境内のトイレ。
柱に張ってある
男女の表示にご注目。
十二単と衣冠束帯の
いにしえの正装で
案内していた。
なんてみやびな。
さすがです古都!
無の境地
2024.08.16
天神橋筋商店街で見かけた
店先で椅子に座る長い髪の
和服姿の女性。
静かに通りを見つめる後ろ姿は
穏やかで清らかな雰囲気を漂わせ
まるでお人形さんのように見える。
通りを行き交う
海外からの観光客の姿に
何を思うのか?
もしかすると
「私もパーマにしようかな」
な~んて、思っているのかも。
いや、そんな雑念はないはず。
だって彼女は・・・
人形だもの。
残照
2024.08.09
夏の夕暮れの西の空。
山の上に雲がわき立っていた。
山のむこうに落ちたばかりの
太陽に照らされた雲が・・・
まるで両手を広げたように
見えたかと思うと・・・
一本の道が
ひらかれていった。
残照が演出した
つかの間の“照”タイムだった。
じぶん
2024.08.02
カンテレのとなりには
大阪市の北区役所がある。
庁舎の壁には
さまざまな垂れ幕が。
がん検診を呼びかける
ヒョウ柄のおばちゃんの一言に
32年前、大阪に来たときの
カルチャーショックが
よみがえった。
先輩社員から
「じぶん、どこ出身?」
「じぶん、趣味は?」
などと、なぜかやたら
「じぶん」「じぶん」「じぶん」
と呼びかけられたときの違和感。
関西では「自分」を一人称ではなく
二人称として使うことがあるのだ。
もしかすると
相手のことを“自分事”として
親身に思ってくれているからかも?
ヒョウ柄のおばちゃんも
がんの発生リスクが高まる
同じ世代の中高年に対して
「これはひとごとではない!」
という切実な思いがあるのだろう。
私も関西人の妻から
「じぶん、あかんで~」
と、よく生活態度を注意される。
「じぶん」と呼んでくれる人が
そばにいてくれるのは
実にありがたいことだ。