2026.3.26(木)

カズが切り拓いた道の先へ!平均年齢25.89歳のJリーグで37歳の「象徴」たちが戦い続ける理由<セレッソ大阪・香川真司編>

Jリーグの歴史が塗り替えられ続けている。今季、59歳10日でJリーグ最年長出場記録を更新した三浦知良(福島)の存在を筆頭に、現在のJリーグは「ベテラン」の定義を覆す選手たちが少なくない。Jリーガーの平均年齢が25.89歳(今年1月15日時点)という若肉強食の世界にあって、特に関西のクラブでは数多くのベテラン勢が衰えぬ輝きを放っている。その代表格が、共に37歳を迎えたセレッソ大阪の香川真司とガンバ大阪の倉田秋だ。第一線で戦い続ける両雄が語る、進化の秘訣に迫る。

「まだ伸びしろがある」元日本代表10番が辿り着いた1日1日を“勝負”とする境地

2006年にセレッソ大阪でプロデビューを果たした香川真司は、21歳で海外に挑戦。ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで鳴らし、2度のW杯(2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会)を経験するなど、長年日本サッカー界を牽引してきた。 2023年に古巣・セレッソ大阪へ復帰すると、昨季はリーグ戦とカップ戦を合わせ38試合に出場。現在はクラブのフィールドプレーヤーで最年長となり、今季もすでに5試合に出場してその存在感は際立っている。 彼がベテランの域にあってもなおトップレベルでプレーし続けられる秘訣は、極めてシンプルだ。「競争心と向上心を持ち続けることがベースにある。心が動かなくなれば老いるのも早い」と語り、驚くべきことに、これだけのキャリアを築きながら自身には「まだまだ伸びしろがある」と言い切る。 その向上心を支えるのが、徹底された日々のルーティンだ。かつて好んでいたサウナから、現在は「温冷浴」や銭湯へほぼ毎日通うスタイルへと変化させ、体のケアに余念がない。食事面も極めてストイックで、栄養士が作るバランスの良い和食を中心に摂取し、体重管理を徹底している。 かつての自分と同じように世界を夢見る若手に対し、香川はあえて自分から多くを語ることはない。しかし、自らの行動や姿勢が彼らに影響を与える「責任ある立場」であることは痛いほど自覚している。 「今日という日を大切に、1日1日を勝負の気持ちを持って戦い続けていきたい」稀代のテクニシャンは、過去の栄光に浸ることなく、目の前の「今日」という戦場に全てを懸けている。 (2026年3月25日放送 関西テレビ「水曜はJ!」より)

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