2026.2.20(金)

「滋賀の誇りを胸に」レイラック滋賀FCが挑むJリーグ初勝利への道!ロメロ 櫛引の経験と過酷な下部リーグ時代を支え抜いた“生え抜き”たちの恩返し

2026年2月15日、滋賀県サッカー界に新たな歴史が刻まれた。滋賀県初のJリーグクラブとなったレイラック滋賀FCが、明治安田J2・J3百年構想リーグ開幕戦でレノファ山口FCと対戦。試合は2-1で惜敗したものの、西山大雅(26)がクラブの記念すべきJリーグ初ゴールを挙げその存在感を全国に示した。 明日21日に控えるアウェーのFC琉球戦。悲願の「Jリーグ初勝利」を目指すチームを支えるのは、かつてJの舞台で戦ったベテランたちの情熱と、過酷なJFL時代を支え抜いた生え抜き選手たちの深い愛だ。

Jの舞台へ帰ってきた経験者たち!ロメロと櫛引が語る「一体感」

クラブには再びJ3のピッチに立つ喜びを噛み締めている選手たちがいる。鹿児島ユナイテッドFCからの移籍を経て、3年ぶりにJリーグの舞台に戻ったロメロ・フランク(38)は「もう一回Jリーグでプレーできるのは本当に幸せなこと」と、そのワクワク感を口にする。彼はチームの強みを「ハードワークと戦う姿勢」と分析し一戦一戦の準備に全力を注いでいる。

また、守備の要であるGK櫛引政敏(33)は、清水エスパルスでキャリアをスタートさせ、2016年のリオ五輪では背番号1を背負って出場した経歴も持つ。櫛引はレイラック滋賀FCの最大の魅力を「オーナーとの距離の近さと一体感」に挙げる。オーナーが自ら選手のために毎日プロテインを作るほど現場に寄り添う姿勢が、選手たちに「この人のために昇格したい」という強い結束力を生んだと語った。

深夜までの仕事 スーパーでのバイト……苦難を乗り越えた“チームの象徴”たちの決意

一方でJFL時代からチームを支え続けてきた角田駿(29)と秋山駿(26)にとって、この舞台は「夢」そのものだ。秋山は以前はスーパーでのアルバイトをこなしながらプレー。現在はクラブの営業職も兼務して活動している。

角田は学童保育での勤務をこなし、時には夜中の3時や4時まで仕事をすることもあった。「仕事がメインにならざるを得ない環境だった」と振り返る。2年前の入れ替え戦でPKを与えてしまった悔しさを抱え続けてきた。当時のオーナーや社長からの「お前のせいじゃない」という言葉を胸に戦い抜き、ようやく掴んだJリーグの舞台を「最高の恩返し」だと語る。

西山の初ゴールを勢いにアウェーの地から滋賀に歓喜を!

開幕戦で西山が決めた初ゴールは、これまで苦楽を共にしてきた選手、スタッフ、そしてサポーター全員の思いが結実した瞬間だった。昨季の入れ替え戦では9,000人もの大観衆が詰めかけたが、秋山は「今年はそれを超えたい。滋賀のために勝ちたい」と、さらなる集客と勝利を誓う。 21日、アウェーの沖縄で迎えるFC琉球戦。JFLから這い上がってきた生え抜きたちの執念と、Jリーグを知る経験が融合したレイラック滋賀FCが、歴史的な「Jリーグ初勝利」という滋賀県全体の夢を乗せて、再びピッチに立つ。

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