2月7日(火)

スタイリスト・衣装デザイナー
中原 幸子
埼玉県熊谷市出身。中学から高校まで陸上部に所属し、オリンピック選手を目指す。18歳の頃、腰を骨折し2年間の引きこもり状態に…20代後半、衣装デザイナーを目指すために、単身渡米を決意。有名ブランドのアシスタントとして働く。帰国後、国内にてアニメ衣装や舞台衣装などに携わり、あらゆる次元で洋服のデザインやスタイリングを行なっている。

番組情報

今回の主人公は、衣装デザイナー兼スタイリストの中原幸子。昨年、上白石萌音と橋本環奈のダブルキャストで話題を呼んだ舞台『千と千尋の神隠し』や今年注目の舞台『キングダム』で、衣装デザインを担当している。

アニメや漫画原作の実写化において、その衣装のクオリティーの高さが絶賛されている中原。壮大で独特な異次元の世界をリアルの世に作り出す。大事にしていることは「そのキャラクターの生きざまを“衣装”で表現する」こと。現実には存在しないからこそ、コスプレにはせず、ちゃんと現実のものに仕立て上げる。服から、その物語が見えてくるのが彼女の衣装だ。

高校までは陸上一筋。100m走でオリンピック選手を期待されるほどだったが、大けがを経験し目標を失い、引きこもり生活に…。しかし、たまたま見に行った舞台が彼女の人生を変えた。その舞台衣装に魅了され、20代後半に単身渡米。ミシンすら触ったこともなく、全くの未経験ながら、世界的ブランドのマネージャーに頭を下げ、デザインを学んでいった。
今回、カメラは、舞台「キングダム」の衣装について試行錯誤する様子や参考にしているもの、打ち合わせなどに密着。納得がいくまで生地を探すこと、どんなに仕事が忙しくても欠かさないことなど、エンタメの世界で第一線を突き進む中原の仕事への情熱やこだわりの数々を映していく。

彼女の強みは、“しつこさ”。妥協は一切しない。こだわり抜いた衣装でキャラクターを輝かせ、エンタメ界を支える中原幸子の7つのルールとは?

セブンルール

  • 1同じ役の衣装でも役者によって変える
  • 2デザイン画は役者の顔を見ながら描く
  • 3生地は凹凸のあるものを選ぶ
  • 41日最低1本映画かドラマかアニメを観る
  • 52次元のキャラでも3次元でスタイリング
  • 6衣装ごとに依頼する職人を変える
  • 7客席から見えない部分までリアルに