12月20日(火)

熱波師
五塔 熱子
神奈川県出身36歳。20代でマッサージを行うセラピストになったが、お客さん誘致のためにサウナで熱波をあおぐことに。ドイツ発祥の熱波「アウフグース」を使い、オランダで行われたアウフグースの世界大会ではフリースタイル個人部門で世界第3位に輝いた。現在は鳥取県で観光客の誘致に携わる地域おこし協力隊に所属。彼女のアウフグースを受けたいとお客さんは殺到し、それに応えるべく彼女は今日もあおぎ続ける。

番組情報

今回の主人公は、日本一の熱波師・五塔熱子。熱波師の仕事場は、室温が80~90℃のサウナ。決まった時間にサウナ室に現れ、熱した石(サウナストーン)に水をかけて高温の水蒸気を発生させ、大きなタオルであおぎ、熱波を客へ送る。彼女の熱波を受けたものは「もう最高です」と、言葉を失い恍惚(こうこつ)の表情をみせる。

神奈川県出身でサーフィンに没頭していた20代の頃、五塔はリラクゼーション施設でマッサージを行うセラピストとして勤務していた。そこで、客の誘致のため、サウナで熱波をあおぐことになり、熱波師の道へ。
ドイツ発祥の熱波「アウフグース」。世界大会の存在を知った6年前、日本で「アウフグース」は全くなじみがなく、邪魔だとむげに扱われることもあり「理解してもらうようになるのに、2,3年はかかった」と当時を語る。

今年7月、アウフグース日本予選で優勝した五塔は、オランダで行われた世界大会にアジア勢として初出場。そこでフリースタイル個人部門で世界第3位に輝き、今では一流の熱波師として引く手あまたの存在に。
サウナブームもあり、現在は日本各地を飛び回り、1日に7回イベントがあることもある。体力勝負の「アウフグース」に全精力を注ぎ、プライベートの休みもなく走り続ける彼女をささえるものとは。

「みなさん、元気ですか。元気が足りなくなったら、どうぞ私のところに来てください」。灼熱(しゃくねつ)のサウナで風を受けるものを魅了する熱波師・五塔熱子の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1熱さは10段階の1~2を狙う
  • 2アウフグース中の栄養補給はもずく酢
  • 3西日本遠征は車移動
  • 4会議ではサウナハットをかぶる
  • 5反省会はアウフグース後のサウナ室でする
  • 6旅先にもアウフグース用タオルを持っていく
  • 7サウナ室の外でもあおぐ