11月29日(火)

株式会社SEAM 代表取締役
石根 友理恵
広島県出身35歳。神戸大学卒業後、サイバーエージェントに入社。24歳の時、父が亡くなりそのことがきっかけで「自分が死んでも残る事業と組織を残そう」と決意。仕事をしながら資金を貯めて、29歳の時、株式会社SEAMを設立。「お酒の弱い方でも楽しく付き合えるお酒を作りたい」そんな想いから、低アルコールのクラフトカクテル「koyoi」を開発。自分たちにしか作れないオンリー1の商品を作り続ける。

番組情報

今回の主人公は、スタートアップ企業・株式会社SEAM 代表取締役 石根友理恵。体に優しい低アルコールカクテル『koyoi』を展開するSEAM。ハーブとスパイスを組み合わせたカクテルや香りが引き立つラベンダーのカクテルなど、15種類のクラフトカクテルをインターネットで販売している。『バーで飲むような本格的なカクテル』を目指し新商品開発にも積極的。和食の名店や高級ホテルなどでも取り扱われている。

全くの未経験で始めたカクテル作り。かつて、家族がお酒に酔って暴れるという姿を見て、お酒に対してネガティブなイメージしかなかった彼女だが、楽しく付き合えるお酒を作りたいと、低アルコール事業に参入した。

高校を卒業後、神戸大学に進学。いつかは起業したいという思いを抱えながら、サイバーエージェントに入社した石根は、29歳でSEAMを設立。5年目を迎えたが、スタートアップ企業の現実は厳しく、現在の役員報酬は月収20万。スタッフの給与は自身よりも高いといい、「自分の給与はもっと会社が成長してから」と、今は会社のため、自身の美容や洋服にかけるお金も極力節約し、ストイックな生活をしている。
事業を起こそうと思い立ったのは、娘を妊娠したときだという。当時の生活では、仕事と子育てを両立する未来が想像できなかった。「仕事と子育て、どちらも歩める人生にしたい」、また「自分が死んでも残る事業と組織を残そう」と、これらの思いを実現するために起業に踏み切った。

まだまだ会社は不安定。「あと数カ月で会社のキャッシュがなくなって倒産してしまうかもしれない…」、これまで何度も存続の危機に直面しながら、仲間とともに切り抜けてきた。

今はつらくても、未来への先行投資だと思って進み続ける彼女のエネルギーはどこからくるのか。仕事も子育ても諦めず、事業拡大に人生をかける若き貧乏社長・石根友理恵の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1試作のお供は梅干し
  • 2カクテルはアルコール度数3%以下
  • 3役員報酬は月20万円
  • 4毎週金曜は娘と映画Day
  • 5洋服は友人からもらう
  • 6ランチは当番制で作る
  • 7事業拡大のために人生全BET