8月16日(火)

ダイヤモンド社 編集者
金井 弓子
東京都新宿区出身。33歳。児童書コーナーを席巻している“ゆる系イラスト動物図鑑”ブームの火付け役とも言われる。編集を手がけた『わけあって絶滅しました。』は、かつて地球上にいた生き物たちが絶滅した理由を自虐的に語る 笑えて学べる動物図鑑でシリーズ90万部の大ヒット。さらに、偉人の失敗や人間くささを紹介した『東大教授がおしえる やばい日本史』シリーズは69万部のロングセラーを記録。5万部売れたらベストセラーと言われる出版業界で、立て続けにヒットを生み出している。

番組情報

今回の主人公は、ダイヤモンド社の編集者・金井弓子。かつて地球上にいた生き物たちが、絶滅した理由を自虐的に語る、笑えて学べる図鑑『わけあって絶滅しました。』は、シリーズ90万部の大ヒット。さらに、偉人の失敗や人間くささを紹介した『東大教授がおしえる やばい日本史』も、シリーズ69万部のロングセラーを記録。5万部売れたらベストセラーと言われる出版業界で、彼女が手掛けた本は立て続けにヒットを飛ばしている。

展覧会を開催するまでの人気作となった『わけあって絶滅しました。』シリーズ。金井弓子が絶滅生物に面白みを見出したきっかけは、自身の小学生時代にあった。クラスで目立つタイプでもなく、ましてや何かで表彰されるような経験もない、それがコンプレックスだったという彼女。しかし一方で、「別に1番になれなくても、自分には自分の良さがあるという謎の信念みたいなものがあった」といい、それが人生の支えになったからこそ、いわゆる勝ち組ではないものにスポットを当てたいと思ったという。
だからこそ、編集者としてのこだわりは強く、どんな状況でも決して妥協はしない。ときに、本のデザインをめぐってヒートアップした打ち合わせを繰り広げ、粘りに粘る。
締め切りが数日後に迫っていても、新たに良いアイディアが生まれれば、それを生かすことを選択する。
今回カメラは、著者に「自分の意見が強い」と言わせるほど、読者に本を手にとってもらうための努力を惜しまない彼女の姿に密着。

彼女が語る、編集者として欠かさない“ある習慣”とは。“ゆる系イラスト動物図鑑”のブームを作ったヒットメーカー、編集者・金井弓子の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1本の企画はタイトルから決める
  • 2怒られても粘る
  • 3面白い本は見出しを全部書き出す
  • 4休日は夫とポケモンカードで遊ぶ
  • 5金太郎飴みたいな本を作る
  • 6本の表紙は書店で決める
  • 7小学4年生のままでいる