6月28日(火)

フードコーディネーター
住川 啓子
東京都出身。飲食店や調理師専門学校を経営している両親のもとで育つ。短大卒業後に両親の専門学校に就職し、その後フランスの製菓学校で製菓やデコレーションを学ぶ。知人の紹介で受けたフードコーディネートの仕事に衝撃を受け、フードコーディネーターの道へ。フードコーディネート歴 35年、ドラマや映画など携わった作品は 500 本以上。「住川さんの料理じゃないと仕事を受けない」という女優さんもいるほど信頼がある。撮影現場での仕事のほか、専門学校の 校長を務め、教育にも力を注ぐ。

番組情報

今回の主人公は、フードコーディネーター・住川啓子。ドラマや映画、CMなどの撮影現場で、それぞれのシーンに合わせた料理を作り、作品に彩りを添える。現場では、料理をおいしく見せることが何よりも求められるが、住川の場合はそれだけにとどまらず、「実際に食べたらおいしいんです」と、味にも強いこだわりを見せる。実際、ドラマの撮影現場では、彼女の料理がおいしいと聞きつけた役者がつまみ食いをする場面も。
カメラの前に並ぶ料理のことを、業界では“消え物”と呼ぶ。ドラマや映画では、料理が映るのはたった数秒ということも少なくない。それでも住川は、役者が食べながらでもセリフを言いやすいようにと料理にさまざまな工夫をこらし、見た目も味も「みんなの印象に残るようなものにしたい」と話す。そのために、彼女はまだ見ぬ食材や新しい味を求めて、月に2回、ある場所へと向かう。

番組では、休日に自宅で開かれた家族の食事会にも密着。家族の健康を大切に考える住川は、自らにあるルールを課し、ここでも腕を振るう。レストランさながらの料理が並んだテーブルで、家族がおいしそうに食べる姿はまさに彼女の原点。

フードコーディネーターのほか、調理師専門学校の校長も務める住川は、後進の育成にも力を入れている。自分の経験や技を惜しむことなく伝え、一方で、自分の感性を磨くことも忘れない。レストランやホテルからの依頼で新メニューを開発する場面では、類まれな発想力で、一般的な料理とは明らかに一線を画した、住川流の一品を生み出す。

味だけではない、見た目も楽しい料理のために努力を惜しまず、常に進化し続けるフードコーディネーター・住川啓子の7つのルールとは?

セブンルール

  • 1見た目も味も美味しく作る
  • 2豊洲市場は土曜日に行く
  • 3家族には100品目食べさせる
  • 4デザインは点・線・面・立体を組み合わせる
  • 5空き時間は自然に触れる
  • 6食器が無ければ自分で作る
  • 7カメラから見えない所まで丁寧に