6月7日(火)

『アドベンチャーワールド』パンダチームリーダー
吉田 倫子
神奈川県出身の36歳。小学校の時、上野動物園のパンダに魅了され、パンダに関わる仕事を志す。大学では動物の基礎を勉強し、その後、アドベンチャーワールドに入社。昨年からはパンダチーム10人を率いるリーダーに就任し、パンダ歴は今年で12年目となる。初の日本人スタッフのみでの出産を成功させるなど、日本一の繁殖を支えている。

番組情報

今回の主人公は、『アドベンチャーワールド』パンダチームのリーダー・吉田倫子。和歌山県の南紀白浜空港からほど近い『アドベンチャーワールド』では、現在、7頭のパンダを飼育しており、その数は中国を除くと世界最多。さらに、パンダの繁殖に成功した数も日本最多を誇り、吉田は、そんなパンダ飼育チームのリーダーを務めている。
豊かな自然に囲まれた白浜で、140種、1400頭もの動物が暮らす『アドベンチャーワールド』。愛らしいパンダの姿を一目見ようと多くの来場者が訪れる同園で、吉田は12年前にパンダの飼育チームに配属、2021年からはチームリーダーになった。パンダの生態はいまだ謎が多く、飼育にも手がかかるが、彼女はパンダの生息地である中国へ研修に行ったり、現地と情報共有するために忙しい合間をぬって中国語を勉強するなど、大好きなパンダのためならあらゆる努力を惜しまない。

そんな彼女が気になっているのは、親離れを控えた1歳6カ月の楓浜(ふうひん)。お母さんパンダからひとり立ちさせるのは、飼育員にとって大きなイベントの一つ。親離れの計画を立てるにあたり、難しい判断を迫られた彼女がとった行動とは。そこには、パンダの繁殖日本一を支える、歴代飼育員たちのある思いがあった。楓浜がひとり立ちして、初めてお客さんにお披露目されるまでに密着する。

一方で、10人のメンバーをまとめるリーダーとしても、大切にしていることがある。チームワークを求められるパンダ飼育の現場において、「先輩、先輩、みたいな感じはしてほしくない」という彼女が、メンバーと接するうえで心掛けていることとは?お母さん代わりとしてパンダたちを見守っていく吉田倫子の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1美味しそうな竹だけ選別する
  • 22人以上で作業する
  • 3飼育の参考書は20年分の日報
  • 4休日は中国語の勉強をする
  • 5メモはあとで振り返って書く
  • 6それぞれのパンダにあった遊具を考える
  • 7母親の代わりにサポートする