7月20日(火)

障害馬術選手
広田 思乃
秋田県出身37歳。高校生のときに競技を始め、国体で優勝。そこから才能を開花させ、全日本障害飛越選手権優勝など、数々の大会で優秀な成績を納める。2019年スウェーデンで開催されたW杯に出場し、アジア人女性では初の決勝進出を果たす。夫は障害馬術で2000年のシドニー五輪に出場。夫婦で運営する那須トレーニングファームを拠点に活動している。

番組情報

今回の主人公は、障害馬術選手・広田思乃。東京オリンピック正式種目の障害馬術は、コース内に置かれた障害物を決められた順番に飛び越え、タイムと落とした障害の数で競うレースで、オリンピックで唯一の男女混合競技。2018年に全日本チャンピオン、翌年にはアジア人女性初のワールドカップ決勝進出と、トップアスリートとして輝かしい成績をおさめる彼女の相棒は、マダラ模様の馬“ライフ・イズ・ビューティフル”=愛称ブチくん。「ブチくんと出会っていなかったら、ワールドカップは無理だった」と、自分の人生を変えてくれた愛馬への思いを語る。
秋田県大仙市出身の彼女が乗馬を始めたのは、選手としては遅すぎる高校の部活動だった。馬と心を通わせるのが重要な競技で、誰よりも馬との時間を優先させ、高校3年生で国体優勝という異例の上達を果たす。夫は障害馬術の師匠であり、選手としてシドニー五輪にも出場したトップ選手の龍馬さん。周囲からは、夫婦そろっての東京オリンピック出場も期待されたが、コロナで1年延期になって状況が一変した。コロナに翻弄されたトップアスリート…彼女がオリンピックを断念した背景には何があったのか。

今回、カメラは広田夫婦が運営する那須トレーニングファームで、40頭の馬の世話や練習に「馬ファースト」を掲げて取り組む彼女の日々を映し出す。馬との稀有な関係性だけでなく、師匠でもある夫との夫婦関係、ジュニア選手として親の背中を追う高校1年生の息子との親子関係など、障害馬術にすべてを捧げるアスリート家族ならではの日常とは。さらに、愛馬・ブチくんと再び挑む世界に向けての大会に密着。青木崇高が思わず涙した…ドラマチックな結末とは。「ライフ・イズ・ビューティフル」馬とともに生きる障害馬術選手・広田思乃の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1練習は1頭30分まで
  • 2馬に新しい名前をつける
  • 3週に3回は馬の授業をする
  • 4息子の部屋は厩舎の2階
  • 5大事な大会の前には青いネイルをする
  • 6馬に「1・2・3!ハイ!!」の掛け声をかける
  • 7五輪の夢は息子に託す