7月13日(火)

ChikaLicious オーナーパティシエ
千加・ティルマン
福岡県出身。幼い頃から料理好き。24歳のときにジャズミュージシャンをしていたアメリカ人の夫と結婚。その後、ニューヨークに渡り日系銀行で働くうちに、料理への情熱が湧き上がる。夜間の調理師学校に通い首席で卒業すると、銀行を辞めて数々のレストランで修業。2003年にニューヨークのイーストビレッジにデザートバーChikaLiciousをオープン。20席の小さな店ながら、門外不出のレシピで作られる「フロマージュブラン・アイランド・チーズケーキ」など、ここでしか食べられない味でニューヨーカーの心を掴み続ける。

番組情報

今回の主人公は、ニューヨーク・マンハッタンの人気エリア、イーストビレッジにあるデザートバー「ChikaLicious(チカリシャス)」でオーナーパティシエを務める千加・ティルマン。わずか20席の小さな店だが、2003年にオープンすると、デザートとお酒を掛け合わせた斬新なスタイルでニューヨーカーの心を掴み、ミシュランガイドからも「洗練された珠玉のデザート体験ができる店」と賞賛された。看板メニューは、真っ白なチーズケーキ。クラッシュドアイスの上にチーズケーキを載せ、その上に特製のクリームをたっぷりとかけた特別なチーズケーキだが、「これをお客さまに食べてもらいたくてこの店を開いた」と当時の思いを明かす。
福岡県で生まれ、幼い時から料理が大好きだった彼女は、東京のライブハウスでジャズミュージシャンをしていた夫・ダンと出会い、24歳で結婚。ニューヨークに渡り、ウォールストリートの日系銀行で働いていたが、次第に料理への情熱が湧き上がり、夜間の調理師学校に通い始めた。卒業後は数々の有名レストランで修業を積んだが、2001年9月11日、アメリカ同時多発テロに直面する。「今やらなきゃいけないことを今やっておかないと後悔する」と感じた彼女は、150を超える物件を回り、2年後に自らの店「ChikaLicious」をオープンさせた。その後、ビジネス面でサポートする夫と共に順調に店を軌道に乗せたが、2020年新型コロナによるパンデミックに襲われ、大打撃を受ける事態に…。紆余(うよ)曲折を経ながら、長年にわたりニューヨーカーに愛される店を築き上げた彼女のぶれない思いとそれを支える夫との関係とは。

今回カメラは、我慢を強いられたコロナ禍を乗り越え、日常を取り戻しつつあるニューヨークで、自らの作るデザートに真摯に向き合う彼女のオンとオフに密着。「Less is better(小さいことは素敵!)」と語る20坪の小さな店内では、あらゆる人種の客が絶品のデザートに舌鼓を打ち、休日には夫婦二人で各地を旅する。激動のニューヨークを生き抜くデザート界の革命児・千加・ティルマンの7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1チーズケーキの仕込みは真夜中に
  • 2席はマンハッタンの地名で呼ぶ
  • 3ビジネスのことはダンに任せる
  • 4休日はスカートをはく
  • 5ラストオーダーを出したらシャンパンで乾杯
  • 6旅のテーマは1つに絞る
  • 7装飾品は置かない