6月15日(火)

花屋みたて 店主
西山 美華
広島県生まれ 38歳。大阪の大学を卒業後、幼い頃から憧れだった大手生花店に就職。
8年前、30歳の節目に、京都市北区に全国でも数少ない山野草の専門店「花屋みたて」を夫とともにオープン。毎月、彼女が選んだ花が届く宅配サービスも人気で、京都のみならず全国にファンを持つ。

番組情報

今回の主人公は、京都市北区の古い町屋が並ぶ一角にある、全国でも数少ない野山に咲く花の専門店「花屋みたて」店主・西山美華。一般的な生花店ではハウス栽培された花を扱うのに対し、「花屋みたて」では野や山に咲く野生の花だけを取り扱う。毎月、彼女が選んだ花が届く宅配サービスのファンは全国に広がり、店を訪れるお客さんも「自然に寄り添った可愛さでちょっと渋い」「山で見かけると嬉しいし景色の解像度が上がる」と新たな「花との出会い」に喜びを隠せない。
広島出身の彼女は、物心がついた頃から花が大好きだった。野山に咲く花を食べてしまうほどで、「あらゆる花を食べて、病院に駆け込んだこともあった」と当時を振り返る。大阪の大学を卒業後、憧れだった大手の生花店に就職。ところが、「花で人を感動させたいのに自分が感動できなくなった」と感じるようになり、8年前30歳の節目に山野草の専門店「花屋みたて」を夫とともにオープンした。

「“花を売る”よりも“季節を売る”仕事をしたい」と、自らのこだわりを語る彼女。店内に並ぶ、自然そのままの美しい草花や花木は売り物ではなく、あくまでお客さんの好みを知るための観賞用。完全予約制で接客に1時間かけて好みを聞き出す「花屋みたて」ならではの販売スタイルや独特の仕入れ方法とは。さらに、カメラは自宅にも密着し、小学2年生になるひとり息子の子育て術や、毎日簡単にできる花の楽しみ方も映し出す。「子どもの頃に見た野山に咲く花の美しさを届けたい」と願い、自然の草花との新たな出会いを求め続ける「花屋みたて」店主・西山美華の7つのルールとは。

セブンルール

  • 1花束はつくらない
  • 2仕入れる花はお任せで送ってもらう
  • 3料理は毎日 親子で作る
  • 4花は花瓶に生けない
  • 5年に1度 お客さんの庭を見に行く
  • 6自宅の花は30秒で生ける
  • 7「いただきます」の気持ちで花を摘む