5月18日(火)

絵本作家
柴田 ケイコ
高知県出身47歳。奈良芸術短期大学でビジュアルデザインを学び、フリーのイラストレーターとして広告や出版物などを中心に活動。2016年「めがねこ」(手紙社)で絵本作家デビュー。2020年に発売された絵本「パンどろぼう」(KADOKAWA)は、わずか1年でシリーズ累計30万部を超え、正統派のかわいさを求めない画風と意外性のある物語で注目を集める。

番組情報

今回の主人公は、発売後わずか1年で累計30万部を突破した『パンどろぼう』シリーズの絵本作家・柴田ケイコ。お茶目で憎めないパンどろぼうの物語がたちまち人気を集め、2万部売れればヒットとされる児童書業界で異例の大ヒットとなった。「第1回TSUTAYAえほん大賞」では第1位を受賞。「50年後も語り継ぎたい」と称えられ、「『まずい』の顔がすごく面白い!」と正統派のかわいさを求めない絵にハマる子どもたちが続出している。
豊かな自然に囲まれた高知県春野町で夫と2人の息子と暮らす彼女。短大でビジュアルデザインを学び、フリーのイラストレーターとして広告や出版のおしゃれなイラストを手掛けてきたが、子どもが生まれて作風が変わった。かわいいものに目がいき、動物を描くようになって、作品の評判は「美しい」から「おもしろい」に変化。遠い世界だと思っていた絵本作家への意欲が生まれ、長男へのある思いを込めて、着想から8年かかってデビュー作『めがねこ』を書き上げたという。夢だった絵本作家になった彼女は、わずか5年で15作もの絵本を世に送り出した。

今回カメラは、新作『ドーナツペンタくん』を執筆中の自宅アトリエや、ファンと交流するサイン会、地元の書店巡りに密着し、彼女の創作の原点を映し出す。「まだまだ未熟な絵本作家で修業中」と自らを評し、小学校低学年の描く何にも縛られない絵にジェラシーを感じながら、自由な発想で絵に命を吹き込む絵本作家・柴田ケイコの7つのルールとは。

セブンルール

  • 1色を塗るときは落語を聴く
  • 2オイルパステルは雑に置く
  • 3夜は炭水化物を抜く
  • 4休みの日は本屋に行く
  • 5サインには似顔絵を描く
  • 6グッズは大量生産しない
  • 7真面目にふざける