4月27日(火)

中川学生センター 寮母補佐
稲村 克子
東京都足立区出身44歳。3きょうだいの長女として生まれ、父が37年前に創業した寮を、15年前から寮母補佐として支える。父の思いを受け継ぎ、母・弟と共に家族経営で作り上げるアットホームな雰囲気で、親からの信頼も厚い。母のような愛で寮内の暮らしを見守る存在として、学生からも慕われている。

番組情報

今回の主人公は、東京・足立区の下町にある家族経営の学生寮「中川学生センター」の寮母補佐・稲村克子。彼女の父が創業して37年。マンションとアパート計6棟で90部屋を構え、これまで450人以上の学生の上京生活を支えてきたが、人気の理由は「安くてアットホームなサービス」だ。平日の朝・晩に提供されるおかわり自由の食事込みで、家賃は67,000円から。授業やアルバイトで深夜に帰宅する寮生には部屋にお弁当を届けてくれ、洗濯やアイロンがけ、指定の時間に起こす「朝起こしサービス」など、1人暮らしより快適で実家未満のサービスには、学生はもとより親からの信頼も厚い。
家業の学生寮で15年前から寮母補佐として働く彼女は、食事の準備から寮内の清掃まで、運営全般を担っている。朝5時30分から厨房に立ち、帰宅するのは午後9時すぎ。干したままの洗濯物を見つければ畳んで、時にはアイロンをかけて部屋の前に置き、スーツのボタンが取れて困っている就活生のためにボタン付けをすることも。そんな彼女の存在を、寮生は「第2の家族みたいな感じ」と慕う。

コロナ対策のため、創業以来続けてきた朝食・夕食の食べ放題バイキング形式は中止になったが、食事の量も質も落とさないように工夫を続ける。寮生の生活が一変したという彼女だが、「失ったものだらけではない」ことも明かす。彼女がコロナ禍で築いた寮生との新たな関係とは。

この春、学生寮では14人が旅立ち、新たに10人を迎えた。カメラは、アットホームな雰囲気で上京生活を支える学生寮の出会いと別れも映し出す。さらに、夫と2人の子どもと暮らす多忙な彼女が、限られた時間で心と体を休ませるオフの過ごし方にも迫る。「毎日おいしいものをお腹いっぱいに食べて、心も満たして幸せに」という父の教えを胸に、大盛りごはんで学生たちの東京生活を支える「中川学生センター」寮母補佐・稲村克子の7つのルールとは。

セブンルール

  • 1毎週月曜日の夕食はカレー
  • 2ほぼ親のつもりで寮生と接する
  • 3毎晩 赤ワインを1本飲む
  • 4寮生全員の電話番号を登録する
  • 5週に5日テニスをする
  • 6新入寮生と亀有をドライブする
  • 7幸せ一杯 腹一杯