3月30日(火)

「麺処むらじ」店主
連 恭子
京都府出身52歳。寿司屋の娘として生まれる。京都文教短期大学卒業後、ウエディング会社に1年半勤め、22歳で結婚して専業主婦に。ママ友の紹介を機に飲食店の立ち上げに携わり、カフェを2店舗オープン。その後、女性1人でも気軽に入れるラーメン屋をコンセプトに2015年「麺処むらじ」を開店。コロナ禍に3店舗目をオープンさせ、店主として日々店頭に立つ。

番組情報

今回の主人公は、京都・祇園の路地裏にひっそりと佇み、絶品の鶏白湯スープが自慢の「麺処むらじ」店主・連恭子(むらじきょうこ)。店の看板メニューは、塩ベースの鶏白湯ラーメン。濃厚なスープと喉越しのよいストレート麺がよく絡む一杯だ。さらに、特製の酒糟を使い京野菜を添えた「酒粕ラーメン」や、レモンの酸味と濃厚スープの相性が病みつきになる「檸檬ラーメン」も人気を集める。
コンセプトは「女性が喜ぶラーメン」。濃厚ながら後味さっぱりのスープは、「ドロっとして濃いかなと思ったけど飲みやすい」と、美容を気にする女性にも罪悪感なく飲み干せる。築100年の町家を改装した店内は、カフェのような内装で女性が1人でも入りやすい雰囲気を作り出すなど、徹底的に女性客を意識している。6年前、47歳で開店するとたちまち京都の女性を虜にし、行列のできる人気店となった。

京都で寿司屋を営む両親のもとに生まれた彼女は22歳で結婚し、専業主婦として2人の子どもを育てた。子育てが落ち着いた31歳のときに飲食業界で働き始め、カフェの立ち上げに携わったあと、「高級店が並ぶ祇園でもラーメンだったら気軽に若い人も来ていただける」という思いで、研究に研究を重ねて店をオープンした。

ところが、コロナの影響で状況が一変…。日本有数の観光地・祇園も閑散とした日々が続き、売り上げは半分以下に落ち込んだ。今回カメラは、コロナ禍で悪戦苦闘しながらも、「コロナのせいにしても何も解決しない」と、テークアウト弁当や、新店舗オープンなど、新たな挑戦を続ける彼女の姿と、それを支える家族との関係を映し出す。

「ここに留まっていても仕方ない。逆転を狙って前に進み、お客さんが戻って来るまでの我慢」と明るく話す彼女。苦しい時こそ顔を上げ、今日も笑顔で店に立ち続ける「麺処むらじ」店主・連恭子の7つのルールとは。

セブンルール

  • 1ラーメンは鶏を丸ごと使う
  • 2花をイメージして盛り付ける
  • 3家事は義理の両親に任せる
  • 4店員の茶髪・ピアス・ネイルはすべてОK
  • 5お客さんの回転率は気にしない
  • 6新作は家族に試食してもらう
  • 7ピンチのときは守るより攻める