3月16日(火)

「帆帆魯肉飯」店主
唐澤 千帆
千葉県出身。会社員時代、台湾旅行で出会ったルーローハンに心を奪われ、本場のレシピを学ぶ。2017年に会社員をしながら休日にカフェを間借り営業してルーローハンの店をスタート。評判を呼び開店から3年で間借り先は4店舗になったが、1回目の緊急事態宣言後に間借り先と収入が全てなくなった。昨年11月、借金をして三軒茶屋に自らの店を開店。コロナ禍の逆境が続く中、営業を続けている。

番組情報

今回の主人公は、コロナ禍の昨年11月に東京・三軒茶屋に「帆帆魯肉飯(ファンファン・ルーローハン)」を開店した唐澤千帆(からさわちほ)。ルーローハンとは、醤油をベースに台湾料理の代表的なスパイス・八角で豚肉を甘辛く煮込み、白ご飯にかけた台湾の国民食。たまたま旅行した台湾で心奪われた彼女は、メニューがルーローハン一択の専門店をオープンした。中国語から勉強しレシピを学んだ本場の味に、「クセになる美味しさ」「他で食べるより美味しい」と、お客さんの評判も上々だ。
元々会社員で料理人経験のなかった彼女は、休日にカフェを間借り営業して、ルーローハンの店をスタート。その味が評判を呼び、行列のできる人気店となった。3年で間借り先は4店舗に増えたが、会社員との両立が難しくなり、「両親に言えないまま会社を辞めて専業になってしまった」という。ところが、その半年後に1回目の緊急事態宣言が発出され、間借り先がすべてなくなり収入がゼロになった。先が見えない中で廃業を考えたこともあったが、「頑張れると思ったし諦めたくなかった」という彼女は、お金を借りて自らの店を持つ決心をした。

昨年11月、コロナ対策に工夫を凝らし開店にこぎつけたが、わずか1ヵ月半で2度目の緊急事態宣言が発出され、売り上げは2割程度落ちた。経営的には厳しい状況が続くが、「外出しにくい中で、ご飯を食べに来て“美味しい”って言ってもらえるのは嬉しい」と明るく話す。

台湾、そしてルーローハンとの出会いで、人生が大きく変わった彼女。逆境の中でも、いつか自分が誰かの架け橋になる事を夢見て奮闘を続ける「帆帆魯肉飯」店主・唐澤千帆の7つのルールとは。

セブンルール

  • 1豚肉は干しエビと一緒に炒める
  • 2「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と言う
  • 3自転車に乗るときはヘルメットをかぶる
  • 4夕食は夫婦別々のゲームをしながら食べる
  • 5レジ袋は2枚目から無料
  • 6床掃除のときは台湾のロックを歌う
  • 7ルーローハンだけ作り続ける