2月9日(火)

ロッテ チョコレート研究員
村松 美紀
東京都町田市出身32歳。幼少期から児童合唱団に所属し、オペラ歌手になるのが夢だった。東京工業大学・大学院では建築を専攻し、卒業後はロッテに入社しチョコレートの研究員に。人気商品の研究・開発に携わり、海外赴任も経験。30歳の時に、2400人を超える社員の中で5人しか選ばれない「ガーナ」ブランドのチームリーダーとなり、時代に合わせた理想の味を研究・開発している。

番組情報

埼玉県さいたま市にあるロッテ浦和工場。東京ドームおよそ3個分の広大な敷地にチョコレートやアイスの製造工場が立ち並び、あたりには甘いチョコレートの香りが漂う。今回の主人公は、この工場の敷地内にある研究所で、新たな味を追求するチョコレート研究員・村松美紀。「パイの実」「コアラのマーチ」「トッポ」などの人気商品を経験し、2年前からはチョコレート売り上げナンバー1ブランド「ガーナ」の担当になった。50年以上の歴史を持つ看板商品の研究員になれるのは2400人を超える社員のうち、選び抜かれた5名のみ。彼女はその精鋭たちのリーダーを務め、日々新商品の試作品を作り続ける。
東京・町田市出身の村松は、幼少期から児童合唱団に所属し、オペラ歌手になるのが夢だったという。高校生の時にはオペラコンクールで入賞し、イタリア留学を経験したが、理系の東京工業大学・大学院に進学し、建築を専攻した。多才な彼女が選んだ仕事は、子どもの頃から大好きだったチョコレートの研究員。「音楽も建築も感性が大事な分野。学んできたことを活かせる」と、その理由を明かす。ロッテに入社後は、ポーランドのグループ会社で海外赴任を4年間経験した。華やかな経歴を歩んできたかに見える彼女だが、「自分自身がここにいる意味ってなんだろう」と、仕事で追い詰められ、悩み抜いた当時を振り返る。

今回、ガーナ新商品の開発現場にカメラが密着。研究チームが、新たな味を模索し、そのイメージを具現化させていく姿を映し出す。半年かけて準備した、いちごパウダー入りの「ガーナピンクチョコレート」の味は、最終チェックに合格できるのか。「進化することを止めてしまったら終わってしまう」と、日々時代に合わせた理想の味を追求するチョコレート研究員・村松美紀の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1朝食は品質チェック用のチョコレート
  • 2味の楽譜をかく
  • 3ビュッフェはスイーツから
  • 4辛いものは食べない
  • 5試作品を食べたときは「おいしい」と言う
  • 6課題はその日に解決する
  • 7仕事の範囲を自分で決めない