1月19日(火)

おさだ農園 3代目
長田 きみえ
静岡県伊東市赤沢出身31歳。4人きょうだいの末っ子として生まれ育つ。東京農業大学でバイオセラピーを学び、卒業後は首都圏で保育士として2年間勤務。6年前に地元へ戻り、70年続くおさだ農園の3代目に。ほとんど農薬を使わずに15種類以上の柑橘類を中心に栽培する。

番組情報

今回の主人公は、伊豆半島の東部に位置する静岡県伊東市で70年続く「おさだ農園」の3代目・長田きみえ。おさだ農園では、3ヘクタールの広大な農地で、15種類以上の柑橘類を中心に栽培している。海と山に囲まれ、空に輝く太陽の光と海に反射した照り返しを浴びながら、ほとんど農薬を使わずに育った作物は、甘みと酸味のバランスに優れ、年間会員制に加入するファンはクチコミで全国に広がった。特にみかんは、地元の朝市でも開始15分で完売してしまうほどの人気ぶりだ。「とにかく甘い。農薬を使わないから安心」「愛されて育ってるので、すごい幸せなみかん」と、人々を魅了する。
祖父の代から続く農園で、4人きょうだいの末っ子として生まれた彼女。東京農大でバイオセラピーを学ぶため、伊豆半島を離れ上京した。卒業後も首都圏に残り、保育士として働いたが、「子どもたちに何ができるか考えたときに、もっと自分に知恵をつけたい」思いが芽生えたという。6年前、悩みながらも伊豆半島にUターンし、農園を継ぐ決心をした。実家に戻ってきた彼女に、「無理して農園を残さなくても…というのもあるけど、家の中が明るくて楽しくなるのが一番」と、両親とも喜びを隠しきれない。
日々自然と向き合い、農作業を続ける中で、人生観が変わってきたと話す長田。「実をつけてない枝でも役割があるし、どんな人でも生きてる価値がある」ことを学んだという。一度は地元を離れ、東京で暮らし、戻ってきたからこそ気づけた大自然の尊さ。太陽と海に囲まれた伊豆半島で、農業に生きる長田きみえの7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1仕事中は足袋を履く
  • 2会員の好みは手書きで管理する
  • 3夕食時は翌日の打ち合わせをする
  • 4休日はブルーハーツを聴く
  • 5豊作のときは物々交換
  • 6みかんの皮は捨てない
  • 7自然から学ぶ