3月31日(火)

いちご農園
山中 歩
大阪府出身38歳。筑波大学大学院で植物病理学を学び、世界的規模の農薬メーカーに研究グループの一員として就職。その後退職し、2009年に結婚。夫婦で2年間の農業研修などを経て、夫の故郷・山口県岩国市で「いちご農園TARO(タロウ)」の経営を始める。夫と一男二女の子どもたちと暮らす。

番組情報

今回の主人公は、いちご農家・山中歩、38歳。山口県、岩国市で夫と共にいちご農園を経営している彼女。畑の規模は、決して広くはないが、その分丁寧に育てられている彼女のいちご。もぎたての完熟いちごを直接販売している小屋には、連日行列ができる。手間ひまをかけて育てられているにも関わらず、その価格は小粒で1パック450円、中粒でも540円と、ごく一般的な相場だ。
味よし、価格よしのいちごを育てている彼女だが、かつては世界規模の農薬メーカーに勤めるエリート研究スタッフだった。グローバル企業での恵まれた待遇を捨て、なぜ農家に転身したのか?そこには、ある理由があった。

1981年、大阪府生まれの山中。果物農家だった祖父の作る梨が大好きだった。農家の役に立ちたいという夢を持ち理系の大学院で研究。その後、農薬メーカーの研究スタッフとなったが、入社早々に大きな矛盾を感じてしまう。農薬は、天候や病気の影響で作物が不作の時に売れる。農家が苦しい時期に会社の売り上げが伸びるのを、彼女は喜べなかった。
会社を退社し、夫婦での2年間の農業研修などを経て夫の故郷、山口県にいちご農園をオープン。最初は、育成に失敗したこともあったが、3年目になり軌道に乗り始めた。現在11年目となる。
おいしいいちごを育てるために、彼女は今もさまざまな研究を続けている。なぜ、そこまでひた向きになれるのか?山中歩の7つのルールに迫る!

セブンルール

  • 1上まで赤くなってから収穫する
  • 2もぎたてをその場で売る
  • 31株1芽にする
  • 4休日は子どもと四つ葉のクローバーを探す
  • 5毎日アップルウォッチをつける
  • 6パック詰めは1回で成功させる
  • 7畑は増やさない