11月26日(火)

湘南鎌倉総合病院 救急医
寺根亜弥
石川県金沢市出身30歳。2013年に富山大学医学部を卒業。2015年湘南鎌倉総合病院の初期臨床研修を、2019年に救急科後期研修をそれぞれ修了。湘南鎌倉総合病院救命救急センターで救急医を務め、シフト責任者の「スーパーバイザー」を担う若きリーダー。好きなテレビ番組は「コード・ブルー」。

番組情報

神奈川県の湘南鎌倉総合病院。この病院にある救命救急センター・湘南ERは、「24時間365日、全ての患者を受け入れる」ことを使命とし、救急搬送される患者の受け入れ数は年間1万4千人超。この数は日本一だ。この緊迫した現場で、救急医を務めるのが寺根亜弥(30)。女性の救急医自体が全国でも少ない中、30歳という若さで現場リーダーを担い、絶え間なく運ばれる救急患者の命を救い続けている。

私達が断った患者さんは行くところがない

石川・金沢市で生まれた寺根は、近所の“赤ひげ先生”のような医師と出会い、多くの人を助けたいと救急医の道を志した。彼女が救急医として勤務する湘南ERは、専門医がいないことを理由に他の病院では断られてしまう患者も受け入れるため、地元だけでなく近隣の自治体から搬送される患者が数多く、地域の救急医療の最後の砦となっている。「私達が断った患者さんは行くところがなくなってしまう」(寺根)。
ここに入った当初は、過酷な現場で満足に動けず、打ちのめされたこともあったというが、今では現場リーダーとして同僚医師からも絶大な信頼を寄せられている。

寺根は今、気になっていることがあるという。社会問題となった医学部入試での女性差別だ。女医を取り巻く環境は厳しいと実感しながら、彼女自身も妊娠9カ月と、人生の転機を迎えていた。そんな彼女の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1ピンクの制服を着る
  • 2急患は断らない
  • 3忙しくても昼食は抜かない
  • 4お気に入りの服を着て通勤する
  • 5後輩は現場で育てる
  • 6ガッキーを見習って反省する
  • 7救急医を辞めない