11月19日(火)

有限会社ウッズ 森林管理部
中島 彩
神戸市出身38歳。幼少期からバレエを習い、ダンスを学ぶため、大阪芸術大学舞台芸術学科に進学。卒業後、現代舞踊のダンサーとして25歳まで活動。その後、26歳で林業の世界に身を投じ、現在は兵庫・丹波市の有限会社「ウッズ」森林管理部で紅一点、山を駆け回る。趣味はフラダンス。

番組情報

兵庫・丹波市に事務所を構える「ウッズ」。森林整備の為に行う木の伐採や、木材の加工・販売までを手掛ける、“林業”を生業とする会社だ。「ウッズ」森林管理部に所属する中島彩(38)。山での伐採作業を行う唯一の女性作業員だ。25歳まで「プロダンサー」という全く毛色の違う道を歩んでいた。そんな彼女が、なぜ、過酷な林業の世界に身を投じることになったのか…。

ダンサーから林業へ…“山”の魅力とは

神戸市出身で、幼少期からバレエを習っていた中島。ダンスを学ぶ為に大阪芸術大学に進学、卒業後もダンサーとして25歳まで活動していた。しかし…。「オーディションを受けに行った時に明らかに努力して適うレベルじゃないダンサーの姿を目の当たりにして…」(中島)。ダンサーの道を諦め、新天地に林業を選ぶことになったきっかけが、樹木医をしている叔父の姿だった。叔父と接し、林業に惹かれ、26歳で男性ばかりの林業の世界に飛び込んだ。

労働者1000人あたりの年間死傷者数は全産業の中でも一番多いという、非常に危険な職業である林業。実際に彼女が行う仕事は、重さ数トンの杉の木をチェーンソーで伐採し、重機を操縦して運搬する。更に急斜面の山道を毎日10km歩き回る。体力的にも厳しいこうした作業に取り組む姿に、同僚の男性たちからの評価は高い。

昔から山が自分の居場所だったといい、休日も一人山で過ごす程山を愛する中島。彼女がのめり込む林業の魅力、そしてセブンルールとは?

セブンルール

  • 1一般車が走れるように道を切り拓く
  • 2チェーンソーの刃の誤差は0.2mm以内
  • 3出来ない力仕事は男性に頼る
  • 4週1でフラダンス教室に通う
  • 5現場に梅酢水を持って行く
  • 6自分が伐採した木を使った家を見に行く
  • 7林業で絶対に怪我しない