10月29日(火)

中華そば「多賀野」店主
高野多賀子
新潟県出身64歳。同じ高校に通っていた正弘さんと結婚。品川区内で主婦をしていたが、子育てが一段落したことを機に、1996年ラーメン店「多賀野」を開業。看板メニューの「中華そば」や「ごまの辛いそば」「豚鴨つけそば」などが人気で、4年連続ミシュランガイドのビブグルマンに選定されている。

番組情報

東京・品川の下町エリア・荏原中延駅前にあるラーメン店「多賀野」。
店内はカウンター12席、営業は昼間の3時間のみ。この小さなラーメン店の、看板メニューであるシンプルな醤油ラーメンや、太麺が特徴のつけ麺を求め、連日多くのラーメンファンが訪れる。更にその味は、世界的な権威を持つガイドブック・ミシュランに4年連続掲載される程、食通達をうならせている。この店の味を23年守り続ける女性店主がいる。高野多賀子、64歳だ。

4年連続ミシュラン掲載!味の秘訣は…

新潟県出身。同郷の男性と結婚し、品川区内で専業主婦をしていた。子育てに追われる日々を過ごす中、彼女がハマっていったのが「ラーメン作り」だった。朝・昼・晩、毎食ラーメンを作っては食べる程のめり込んでいった彼女は、ある決断をする。「子供の手がかからなくなった頃、『アルバイトでもしたいな』と夫に相談したら、『じゃあラーメン屋をしようか』と」(高野)。オープン当初はなかなか客足が伸びなかったものの、客の意見を取り入れ、地道な試行錯誤を重ねた結果、2年もすると行列の出来る人気店となっていた。

オープンから23年。スープに麺、食材にこだわり、多くの人に支持される店を作り上げた。そんな高野も現在64歳。「一応、東京オリンピックまでと言っておりますが…」と話す彼女が、新たに起こしたブームとは…?そんな高野の7つのルールに迫る。

セブンルール

  • 1すべて自家製で作る
  • 2お客さんを使って閉店を知らせる
  • 3食材は近所の店から仕入れる
  • 4仕込み中は山下達郎を聴く
  • 5掃除でストレス解消する
  • 6新メニューは常連客に試食してもらう
  • 7独立する人しか雇わない