10月22日(火)

漁師
高橋典子
岩手県花巻市出身27歳。山形大学を卒業後、岩手県庁に入庁。そこで4年間勤務した後に退職し、大船渡市の水産会社・マルカツ水産に入社。先輩漁師のもとで1年間の修行を積み、今年から漁師として1人で海に出る。休日の過ごし方は「釣り」。

番組情報

岩手県大船渡市綾里(りょうり)地区。古くから漁村として栄えたこの地区は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。この地で、漁師2年目を迎える女性がいる。高橋典子(たかはしのりこ)、27歳。男社会の中で1人漁業に従事する彼女に対し、「やれると思わなかったのにやれているのでみんな評価している」「大したもんです。みんな褒めている」と、漁師仲間も期待を寄せている。そんな彼女、実は元々岩手県庁の職員として働いていた。そこから一転、“海の女”へと転身したその理由は…。

“漁師”を一生の仕事にすると決めた訳は…

岩手県の内陸部・花巻市で生まれ育った高橋。2011年、東日本大震災が発生した当時は、故郷を離れて山形県の大学に在籍していた。「テレビで岩手の沿岸部の映像を見て衝撃を受けたことを覚えている」(高橋)。卒業後は「地元の役に立ちたい」と岩手県庁に入庁。初任地の大船渡市で、震災から立ち上がろうとする漁業関係者たちの姿を見て、自分もそれを一生の仕事にすると決意。4年間勤めた岩手県庁を退職、水産会社で1年間漁師としての修業を積み、今年から1人で船を任されるようになった。

2.5トンの小型漁船に乗り込み、1人で漁を行う。最大の敵は“天候”。せっかく船を出しても途中で引き返すこともあり、その全てを自分1人で判断しなければならない。「漁師として独り立ちし、成功したい」と話す彼女。その想いと、7つのルールに迫る!

セブンルール

  • 1休憩は取らない
  • 2困ったことがあったらシゲさんに聞く
  • 3ドンコが獲れたら近所の人に配る
  • 4海の上では粘らない
  • 5休日は彼氏と釣りを楽しむ
  • 6海で落ち込んだ山に行く
  • 7漁師で稼ぐ