9月24日(火)

食べチョク 社長
秋元里奈
神奈川県出身28歳。慶應義塾大学理工学部卒業後、IT企業大手のディー・エヌ・エーに入社。入社4年目の時に退職し、オーガニック野菜の直売サイト「食べチョク」を運営する「ビビッドガーデン」を創業する。農業ビジネスの仕組み作りに奮闘する姿が評価され、「世界を変える30歳未満の30人」を表彰する、「30 UNDER 30 JAPAN 2019フード部門」のひとりに選出される。


番組情報

オーガニック野菜をはじめ、生産者が品質にこだわった食材を消費者に直接届けることが出来る直売サイト「食べチョク」。生産者が自ら価格を決めて出品し、利用者は450を超える農家から選択することが出来る。このサービスを立ち上げ、現場を走り回る女性が、今回の主人公・秋元里奈だ。

“農家が稼げる世の中にしたい”と奔走

神奈川県相模原市の農家に生まれ、幼い頃から畑と野菜に囲まれて育った。大学卒業後は、大手IT企業ディー・エヌ・エーに入社し、農業とかけ離れた生活を送っていた。だが、ある時実家に帰省すると、廃業して荒れ果てた畑を目の当たりにした。「自分が好きだった畑がもうないんだと思った時、圧倒的な悲しさを感じた」。“農家が稼げる世の中にしたい”と思い始めた秋元は、入社4年目でディー・エヌ・エーを退職。前職で培ったITの力を使い、「食べチョク」を運営する会社を立ち上げた。

渋谷区の住宅街に建つ一軒家が、秋元の自宅兼オフィスだ。3年前にたった一人で始めた会社が、現在は社員数10人にまで増えた。昼夜を問わず、土日返上で仕事に打ち込み、農家を訪ねては栽培方法などに耳を傾ける。こうした取り組みが評価され、Forbes JAPANによる「世界を変える30歳未満の30人」の一人に選出された。

「農家は儲からない」という周囲の言葉を打ち消すように、走り続ける秋元。「20代を捨ててでもやりたい」と、己の全てを農業に捧げる彼女の想いに密着!

セブンルール

  • 1365日オリジナルTシャツを着る
  • 2土日は農家を見学する
  • 3出張は夜行バスで移動
  • 4ランチの味付けは塩コショウだけ
  • 5疲れたら1人でQUEENを歌う
  • 6領収書は切らない
  • 7上場するまでオシャレはしない