7月23日(火)

落語家
立川 こはる
1982年東京都出身36歳。青山学院中等部・高等部を経て東京農工大学へ進学。大学2年生の時、立川談春の落語に衝撃を受け、立川一門に入ることを決意。東京農工大学大学院を中退して23歳で談春の門下に。「落語に女性は向いていない」と公言する立川一門で、初の女性門下となる。6年間の前座修業を経て、2012年「二ツ目」に昇進。月に一度開く独演会は常に会場を埋め尽くす人気を誇る。

番組情報

立川こはる(36)。天才落語家・立川談志を頂点とする一門に、女性として初めて弟子入りした落語家だ。男性が大多数を占める落語界で、「女性なのに男前」と注目を集めている。

「聴くだけでこんなに面白いものがあるんだ」…
衝撃を受けた落語の世界

生まれは東京・表参道という絵に描いたような都会っ子。大学時代に軽い気持ちで落語研究会に入ったことが大きな転機となった。「聴くだけでこんなに笑って面白いもんがあるんだと初めて知った」。その後、現在の師匠である立川談春の落語に衝撃を受け、弟子入りを希望。思いの丈を原稿用紙28枚にしたため、立川一門への入門が許された。

立川こはるが入門したのは13年前。今でこそ落語家を志す女性は増えたものの、入門当時、女流落語家はほとんどいなかった。そんな男社会の中で生きてきたからこそ、彼女は、 “立川こはる”という唯一の世界観を作り上げてきた。

男性に負けない語り口で一つ一つの笑いを生み、芸を磨く。そんな彼女は高座後に、一門の家元である立川談志から、一度だけ声をかけてもらったことがあるという。その言葉を胸に、舞台に上がり続ける彼女のセブンルールに密着!

セブンルール

  • 1着物は男物
  • 2お客さんを見てからネタを決める
  • 3落語に女性らしさを1割入れる
  • 4春は週一で野草を摘む
  • 5枕は盛らない
  • 6落語好きのオファーはすべて受ける
  • 7目の前のお客さんを楽しませる