4月2日(火)

ニッタベーカリー 三女
新田 里奈
1989年京都市出身29歳。京都橘大学を中退後、専門学校を経て「ル・プチメック東京」に就職。そこで修行していた2013年10月、父・雄一さんが心筋梗塞で急逝。そのまま閉店となっていた「ニッタベーカリー」を、2018年9月、2人の姉と共に再オープンさせる。


番組情報

京都・清水寺から程近い住宅街にあるニッタベーカリー。1983年の開店以来、長年地元の人に愛され、外国人観光客にも人気のパン屋だ。この店を切り盛りする三姉妹の三女・新田里奈(29)が今回の主人公。定番の食パンやクロワッサンをはじめとした40種類以上のパン作りや、季節限定のオリジナルパンなど新作のパン作りを担っている。
生まれた時からパンに囲まれた環境だった。毎朝パンを食べるという生活が嫌で、「中学の頃はあえてご飯をよそっていた」と言う。そんな環境もあり、大学に進学する頃までは店を継ぐことを考えたこともなかった。しかし大学2年生の時、父・雄一さんが過労で入院。それを機に大学を中退してパンの専門学校に入り直し、卒業後は東京の有名ベーカリーで修業を積んだ。しかし、当時は忙しさについていけず、辞めることばかり考えていたと言う。そんな矢先、上の姉から「お父さんが亡くなった」という一報が入った。

そこから新田は本気でパンと、人生と向き合うことになる。そして父の死から5年が経った2018年、2人の姉と共に、一度は下ろしたニッタベーカリーのシャッターを、再び上げることになった。

「自分がやりたいと思ったことを、今のニッタベーカリーで出したい」。絶えずパンの試作を繰り返す。お客さんの喜ぶ顔が見たくてパンを焼き続けていた父。その想いを継ぎ、2人の姉とともに愛される店を目指す彼女のセブンルールとは?

セブンルール

  • 1売上予想より多めに作る
  • 2パン作りは週2日休む
  • 3姉のやり方に口出しはしない
  • 4「カッコいい」髪型にする
  • 5新作は同じシチュエーションで考案
  • 6パンの味は多数決で決める
  • 7父のパンを真似しない