12月11日(火)

ジェットスター・ジャパン パイロット
長瀧 矢永子
1993年大阪府大阪狭山市出身の24歳。小学生の頃に、人気ドラマを見たことがきっかけでパイロットを志す。2013年桜美林大学パイロット養成コースに進学。その後、2017年4月ジェットスター・ジャパンに入社し、今年7月、同社初の女性パイロットとなった。大好物はお肉。


番組情報

今回の主人公は、パイロット・長瀧矢永子(24)。「ジェットスター・ジャパン」で、今年7月、同社初の女性パイロットとなった。だがその道のりは、決して平坦ではなかった。
大阪府出身。幼少期からスポーツ万能だった長瀧は、小学生の時に水泳の「全国JOCジュニアオリンピックカップ」に出場。将来を期待される有望選手だったが、なかなか上位になれずに悩んでいた。そんな時、若手パイロットの活躍を描いたテレビドラマを見たことがきっかけで、パイロットに憧れを抱く。その憧れは本格的な目標へと変わり、桜美林大学パイロット養成コースに進学。2000万円に上る授業料・訓練費を、奨学金等でどうにか工面し、2017年にジェットスター・ジャパンのパイロットとして採用された。
「乗客の命」を預かる大きな重圧を抱えながら、乗客を目的地まで運ぶのがパイロットの仕事。当然のことながら、採用されたことがゴールではない。入社から1年半は地上勤務や過酷な訓練生活。副操縦士となった今も、飛行経路の天候、滑走路や機体の状況など、数百項目に上る確認事項を頭に叩き込む。コックピットに乗り込んでからも、安全に飛行機を飛ばす最終責任者として、機体の隅々に目を光らせる。それでもフライト後の反省会では機長から厳しい言葉が飛ぶ。更に、パイロットには半年に一回のライセンス維持の審査が義務付けられており、フライトの技術・知識を問う試験や、身体検査をパスしなければ乗務を続けることが出来ない。パイロットを続けることは、一生勉強と隣り合わせだ。
一見、華やかな世界だと思われるパイロットの世界だが、現実はテレビドラマのように感動的な出来事などめったに起こらない。憧れていたパイロットになってからも、努力は欠かせない。それでも、幼い頃から見上げてきた空が目の前に広がる喜びをかみしめる、彼女のセブンルールとは?

セブンルール

  • 1出社はフライトの1時間40分前
  • 2出発前に手を振る
  • 3疲れたときはステーキを食べる
  • 4目覚ましは20回かける
  • 5休日は飛行機を眺める
  • 6同僚からの手紙を持ち歩く
  • 7客室に出て乗客を見送る