10月9日(火)

器デザイナー
河原 尚子
38歳。江戸時代から6代・330年続く、京都の茶陶の窯元に生まれる。有田焼産地の作家の元で修業し、陶板画作家として活動をスタート。その後、2009年に自身のブランド「SIONE」を立ち上げる。「読む器」をコンセプトにした彼女のデザインは、国内外から注目を集めている。幼い2人の娘の母。


番組情報

京都の老舗窯元に生まれながら、自ら器デザイナーとして独立し、イタリアなど海外でも評価を受けている河原尚子、38歳に密着する。
河原の実家は江戸時代から330年続く窯元。幼い頃から家は兄が継ぐものと決められていた。自身は箱入り娘として育てられ、外に働きに出ずに家事手伝いをするように言われていた。それに反発し、髪を黄緑色に染めることもあったという。だが知人の言葉に影響を受け、有田焼産地の作家の下で修業し、ウェブデザインの会社に勤務した後に、2009年に自身のブランドをスタートした。彼女のデザインする器にはそれぞれストーリーがあり、「読む器」をコンセプトにしている。
カメラは気難しい職人と接する時ならではの気配りや、制作に没頭する瞬間、夫や2人の娘と過ごす姿などに密着していく。そして箱入り娘として河原を育てたかった両親との現在の関係は?伝統を受け継ぎつつも、新たな風を焼物界に送り続ける彼女のセブンルールとは?

セブンルール

  • 1器の余白を大事にする
  • 2成形は職人に任せる
  • 3職人に会うときはヒールを履かない
  • 4オリジナルソングで子育てする
  • 52~3ヵ月に1回 ウィスキーをたんまり飲む
  • 6やり方を押しつけない
  • 7やらないことリストを書く