6月19日(火)

校閲者
牟田 都子
1977年生まれ 東京都出身 40歳。大学卒業後、図書館司書を経て総合出版社の校閲部に勤務し、主に文芸誌やノンフィクションを担当。現在は出版社に勤務するかたわら、月の半分はフリーの校閲者としても活動。小説やエッセイ、ノンフィクションを中心に年間20冊以上の本を校閲し、「校正ナイト」などのイベント主催も手掛ける。両親ともに校閲者で夫も校閲者。趣味は読書とマラソン。

番組情報

今回密着するのは、近年ドラマでも注目を集めた校閲者の牟田都子、40歳。校閲は出版物の誤字脱字はもちろん、事実関係の誤りなども指摘し、未然に防ぐ仕事だ。両親だけでなく夫も校閲者という筋金入りのプロにして、作家からも「会いたい」と言われるほどの実力派だ。
学生時代は人付き合いが苦手で本ばかり読んでいたという牟田。大卒後、図書館の司書になるも、接客業が苦手で、両親と同じ校閲者の道を選んだ。現在は月の前半は大手出版社の校閲部に勤務し、後半はフリーランスで小説やエッセイ、ノンフィクションの校閲を引き受けている。
1冊の本を担当するために、約30冊の本を調べるといい、VTRからは彼女の丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。カメラは校閲者夫婦の日常や、いかにも文化系に見える牟田の意外な趣味に肉薄する。普通では考えられないような丁寧な仕事は、本に対するどんな思いから生まれてきているのか。そして彼女のセブンルールとは?

セブンルール

  • 1鉛筆は肥後守で削る
  • 2著者の過去作を読む
  • 3プライベートでは校閲禁止
  • 4請求書に絵葉書を添える
  • 5毎朝5キロ走る
  • 6出来上がった本は読まずに2~3年寝かす
  • 7本に恩を返す